盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

寄付

2019-02-16 22:46:22 | SM
最近、ふるさと納税の話でもちきりですが、あれは国にも自治体にも言い分はあってそれなりに筋が通っているので、まあ今回は置いておきましょう。

今回お話ししたいのは、テレビやラジオで盛んに CM を流している「1日 100 円でこの子たちを助ける栄養食がいくつ、ワクチンがいくつになります」というやつ。

あれ、採算とれてるんでしょうか?

時間帯にもよりますが、CM ひとつ流すだけで結構な金がかかります。
それを毎日、各局で流していれば、広告宣伝費だけでかなりの出費になるでしょう。
その出費を上回る募金は、得られているのでしょうか。

広く浅く集めるより、金儲けに飽きて福祉に力を入れているビル・ゲイツのように、世界中の数少ない大金持ちに多額の出資を促す活動をするほうが、よほど実になるのではないかと私は考えます。

なんか「1日 100 円」「1日コーヒー1杯分」てのは、サラ金の決まり文句に聞こえてくるんですよ。
私は実際にああいう団体の収支決算を見たわけではないので、きちんと食品やワクチンになって現地の現場に送られているのか、本当に役に立っているのか、そもそも職員たちがいくら給料を貰っているのか知りません。

しかし、この「何となく頭がもやもやする」感覚は、重要だと思います。

世の中、すべての事に対して「本当かな」と考えることは、新たな発見につながっていきます。
何事も疑えという意味ではなく、何事に対して何も考えず受け止めるのは危険ではないか、という意味です。

ほんとに役に立っていれば、いいんですけどね。

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