メジャーリーグ中継

野手のイチローが引退してしまったので、今年からは日本人投手の登板する試合しか中継しない（野茂の時代のように）かと思っていたら、いまマリナーズとエンジェルスの試合が流れています。

菊池はベンチにはいますが登板予定なし。
大谷はいまだリハビリ中で出場なし。
それなのに中継している。

これは日本人にメジャーリーグの試合の魅力、特に日本のプロ野球とは違う魅力が浸透しているからでしょう。
当たり前のように 160km/h を投げ込むブルペン陣、全員が「甲斐キャノン」かと思えるような強肩の捕手たち、データ重視の極端な守備シフト、時に 150m を超えるホームラン、などなど。
世界中からトップの選手が集まっているのですから、日本野球ファンには申し訳ないけれどやはり格が違います。

「午前から昼にテレビをつければ MLB」、これはやはりイチローをはじめ多くの「野手」、そして大魔神佐々木や上原などのセットアッバー、クローザーが海を渡った結果といえるでしょう。
最初は日本人（野茂）を観るだけのために放送していたＮＨＫも観ていた視聴者も、MLB のスーパープレーに次第に慣れてきて、しかもイチローが何十年も前の記録を掘り返しては塗り替える。
日本の野球選手にとって、いや、日本人全体にとって、MLB が身近な当たり前のものになっていったのです。

あと何ヶ月かすれば、また大谷が戻ってくるでしょう。
前田は好調、ダルビッシュにもようやく勝利がつきました。
菊池も勝ち星には恵まれていませんが、いい内容の投球をしています。

今年も MLB は楽しめそうです。