(本頁は「ノロ川で紅葉狩り・後編」の続きである。)
滝続きで恐縮。
10月25日は桃洞滝のあとに安ノ滝に行った。
安ノ滝は絶景だ。
ところでこのふたつの滝は次のマップを見るとお分かりのように
直線距離では3キロ程度しか離れていない。
滝の間には一応、歩道が有るようだが、
手持ちのガイドマップ
(北秋田市の関連団体発行の「ぐるっと森吉山」トレッキングガイド)
に記載されているコースタイムを合算してみたら、休みなしでも6~7時間はかかっていた。
私のような足弱には丸一日かかっても踏破できるものやら。クマも怖い。
(詳しい御方の話では現在、この区間は道が無いに等しく、踏破は困難ではないかと言われた)
したがって私としてはクルマで行くことにした。
ところが同じ北秋田市でありながら、森吉山の山裾をほぼ一周しなければならないので、
走行距離はかなりのものになる(実測してないが60kmくらいはありそうだ)。
まずはノロ川から太平湖入り口の湯ノ岱に出る。
ここからくまげらエコーライン(県道309号線)を西進し、旧森吉町の阿仁前田に出る。
次に国道105号線を南に走り、旧阿仁町の比立内から県道308号線に入り、
今度は東進する。
阿仁中村付近から森吉山を望む。
最奥の集落、阿仁打当から少し先、途中から中ノ沢林道に入り、
走っていると、途中でチラリと安ノ滝が見えて来た。
中ノ又沢林道途中から見えた安ノ滝
(右上)安ノ滝の入り口
今日、ノロ川の野生鳥獣センターを出発したのは11時45分。
安ノ滝入口駐車場に着いたら、13時5分だった。
出発当初はけっこう飛ばしたものの、国道105号線に入ったら、
時速40キロ走行の軽自動車が先頭の車列に入ってしまい、
超遵法運転を強いられた。結局、一時間半近くかかってしまった。
安ノ滝とは実に遠いものだ。
滝入口から先の散策路はよく整備されているが、
私は昔、ここでクマに遭っている(こちら)。
途中の渓流の紅葉は赤味が欠けていたが、
それなりに奇麗だったので、見た順に並べてみる。
中ノ又沢の渓流
屏風岩のスラブ
左側に屏風岩のスラブが現れると、行く手に安ノ滝が。
安ノ滝はすぐ見えなくなり、坂道になった。
小さな滝を過ぎたら、
目の前に突然現れたのは、二段に変身した安ノ滝だった。
白糸滝
(右上)二段になった安ノ滝(縦構図)
滝の入り口から滝までのコースタイムは45分と聞いていたが、
今回は急いで歩いたので30分で到着した。
ここで小休止しようかと思ったが、三脚を立てたカメラマンが多く、
殺気だった雰囲気だったので、更に上に進むことにした。
滝の隣の紅葉
(右上)ロープ鎖箇所
以上。
「絶景安ノ滝・後編」へ続く。