モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

焼石岳は真夏も花が多かった。1(2017年8月6日)

2023年08月16日 | 焼石岳/夏

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。


8月6日は今年(2017年)四回目の焼石岳だ。

今回は姥石平や山頂付近のお花畑(6月はみごとだが、7月は休む)が真夏になって復活したかどうかの確認、
また可能ならばハクサンイチゲの二度咲きを見たいと思い、中沼コースから登ってみた。

ハクサンイチゲの二度咲きシーン



今回の非合法マップ。



この日、秋田側は晴れていたが、岩手側は雲がかかっており、景色はさっぱり見えなかった。

いつもなら中沼ではゆったりとした横岳の姿が見えるのだが、今日は何も見えなかった。
しかし沼の畔は黄色い花に覆われていた。 

中沼のトウゲブキ群生。




                                    トウゲブキ  
 


この沼には、ドクゼリもやたらと多い (右上)。
オミナエシかと思ったら、マルバキンレイカだった。


 


右上はショウキランの咲き残り。
白神岳(こちら)に較べたらしょぼいが、焼石でも遭遇した。 

上沼付近もトウゲブキが多かった。

上沼



上沼の後は小さな湿原と広葉樹林が交互に現れる。
銀明水付近で見た花たち。

          ミズギク
 
                                           ヒオウギアヤメ


ミヤマキンポウゲ



この山ではシナノキンバイとヒオウギアヤメが一緒に咲く。他の山では見られない組み合わせだ。
七月が見頃だがまだ咲き残っていた。

シナノキンバイとヒオウギアヤメ。他にカラマツソウなど。

 


ダラダラ続く灌木帯を抜け、道端にハクサンシャジンが現れて来ると、姥石平が近い。

ハクサンシャジン



姥石平まで登ったら、青空が出てきた。

なお今回も姥石平は帰りにゆっくり眺めるとして、焼石岳山頂へ直行する。

泉水沼と焼石岳山頂


山頂への登りに取り付いたら、
キンコウカが咲き出していた。

 



稜線に出たら、ネバリノギランとハクサンシャジン。 


 

                                                                                 
またハクサンシャジン・・・。あれっ (´π`;) 

ハクサンシャジンとハクサンイチゲ


いつの間にかハクサンイチゲが現れていた。これが二度咲きハクサンイチゲなのだった。

ハクサンイチゲ



他にはウスユキソウが古くなっても頑張っていた。

                         ウスユキソウとハクサンシャジン  
 
                                                                                      ウスユキソウ


山頂から来し方を望む。下に泉水沼。奥に横岳。
 


山頂でアサギマダラに遭遇。

アサギマダラ

  


           キオン
 
 
                                             トウゲブキ 


トウゲブキは山頂にも多かった。
結局、この花は標高900mの中沼の畔からずっと咲き通しだった。
もしかしたら焼石はトウゲブキが日本一多い山かもしれない(そのかわり、(T_T) ニッコウキスゲが無い)。

この日、山頂は晴れていたが、雲が邪魔して遠くの山々(鳥海山など)はマッタク見えなかった。
今回は花に徹すべく、山頂から九合目・焼石神社へと降りて行く。 

秋田側(東成瀬ルート方面)を望む。右奥は三界山。



途中、ハクサンシャジンが多かった。



        ハクサンフウロ
 
                                          タテヤマウツボグサ




焼石岳は真夏も花が多かった。2」へ続く。


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