本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
8月6日は今年(2017年)四回目の焼石岳だ。
今回は姥石平や山頂付近のお花畑(6月はみごとだが、7月は休む)が真夏になって復活したかどうかの確認、
また可能ならばハクサンイチゲの二度咲きを見たいと思い、中沼コースから登ってみた。
ハクサンイチゲの二度咲きシーン
今回の非合法マップ。
この日、秋田側は晴れていたが、岩手側は雲がかかっており、景色はさっぱり見えなかった。
いつもなら中沼ではゆったりとした横岳の姿が見えるのだが、今日は何も見えなかった。
しかし沼の畔は黄色い花に覆われていた。
中沼のトウゲブキ群生。
トウゲブキ
この沼には、ドクゼリもやたらと多い (右上)。
オミナエシかと思ったら、マルバキンレイカだった。
右上はショウキランの咲き残り。
白神岳(こちら)に較べたらしょぼいが、焼石でも遭遇した。
上沼付近もトウゲブキが多かった。
上沼
上沼の後は小さな湿原と広葉樹林が交互に現れる。
銀明水付近で見た花たち。
ミズギク
ヒオウギアヤメ
ミヤマキンポウゲ
この山ではシナノキンバイとヒオウギアヤメが一緒に咲く。他の山では見られない組み合わせだ。
七月が見頃だがまだ咲き残っていた。
シナノキンバイとヒオウギアヤメ。他にカラマツソウなど。
ダラダラ続く灌木帯を抜け、道端にハクサンシャジンが現れて来ると、姥石平が近い。
ハクサンシャジン
姥石平まで登ったら、青空が出てきた。
なお今回も姥石平は帰りにゆっくり眺めるとして、焼石岳山頂へ直行する。
泉水沼と焼石岳山頂
山頂への登りに取り付いたら、キンコウカが咲き出していた。
稜線に出たら、ネバリノギランとハクサンシャジン。
またハクサンシャジン・・・。あれっ (´π`;)
ハクサンシャジンとハクサンイチゲ
いつの間にかハクサンイチゲが現れていた。これが二度咲きハクサンイチゲなのだった。
ハクサンイチゲ
他にはウスユキソウが古くなっても頑張っていた。
ウスユキソウとハクサンシャジン
ウスユキソウ
山頂から来し方を望む。下に泉水沼。奥に横岳。
山頂でアサギマダラに遭遇。
アサギマダラ
キオン
トウゲブキ
トウゲブキは山頂にも多かった。結局、この花は標高900mの中沼の畔からずっと咲き通しだった。
もしかしたら焼石はトウゲブキが日本一多い山かもしれない(そのかわり、(T_T) ニッコウキスゲが無い)。
この日、山頂は晴れていたが、雲が邪魔して遠くの山々(鳥海山など)はマッタク見えなかった。
今回は花に徹すべく、山頂から九合目・焼石神社へと降りて行く。
秋田側(東成瀬ルート方面)を望む。右奥は三界山。
途中、ハクサンシャジンが多かった。
ハクサンフウロ
タテヤマウツボグサ
「焼石岳は真夏も花が多かった。2」へ続く。
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