モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2017年6月17日、焼石岳花紀行(1)

2025年02月07日 | 焼石岳/夏

いつも拙ブログをご覧いただきありがとうございます。
私、冬場(12~2月)は山歩きを休止しております。
そのため、今後しばらくリアルタイムの山歩き記事は投稿出来ません。
投稿自体も間遠になり、有っても振り返りや再編集(リメイク)の記事が主体となりますが、どうかご寛容下さい。
引き続きよろしくお願いいたします。


焼石岳は知名度はいまひとつながらも、花がとても多い山だ。




花巡りを主体とした山歩きを再開して数年目になるが、

焼石にも再度チャレンジしようと思い、体力作り(メタボ解消)に努めてきた。
そろそろ大丈夫かなと思い、6月17日、事に及んだ。
焼石に来るのは20年いや25年ぶりだ。

5月19日、横手市十文字町から見た焼石岳。



秋田市から焼石岳は遠い。
国道13号を実家のある横手市十文字町まで南下、
国道342号に乗り換えて東進、増田町を通過し、
東成瀬村岩井川から今度は国道398号に乗り換えて、県境を越える。
焼石岳は岩手県の山なのだ。
奥州湖(胆沢ダム湖)から、未舗装の尿前(しとまえ)林道を走る。
今回は秋田市を午前3時半に出発したところ、登山口の中沼入口に
5時半に到着した。
ところが駐車場はギリギリ滑り込みセーフ。

私より遅れてきた皆さんは路肩駐車になってしまった。
四半世紀前と違い、焼石岳はすっかり人気の山になっていた(六月の休日は激混み)。

林の中を歩き出しても場所によっては行列になるくらいだったから、
今日は( ̄(エ) ̄)クマの心配は無用のようだ。
だが中沼までの登りはあいかわらずしんどいものだった。
林の緑も濃くなり、見通しもさっぱり効かない。
よって途中は写真も撮ってない。




しかし中沼に着いた途端、素晴らしい風景が展開する。

中沼から横岳や獅子ヶ鼻山(左端)を望む。


横岳や東焼石岳を望む。



今までの疲れはどこへやら。足取りは急に軽やかになる。




中沼~上沼間で見かけた花たち。

ミズドクサ とリュウキンカ
   


(右上)シラネアオイ

リュウキンカ


ツルキツネノボタン
 


(右上)コバイケイソウ


焼石岳が面白いのは中腹にも花がいっぱい咲く点。
中沼コースだと中沼から先、姥石平のすぐ下あたりまで湿性植物の花が
6月から9月までの長期間にわたって絶え間なく咲き続ける。
今の時期はミズバショウやリュウキンカがメインで、
上沼の畔では早くもコバイケイソウが咲いていた。
上沼から先、かつては登山道が雪解け水で渓流のようになっていたので、
念のため、ゴム長も担いで来たが、今回は普通の登山靴でもナントカ行けた。

上沼



林の中の登山道は彼方此方に雪が残っており、
道を見失いそうになるが・・・

ポッと明るい湿原に出る。




その後、もうひとつ湿原を過ぎたら、目の前に分厚い雪の壁が現れた。




どうやってここをクリアーしようか迷ったが、

右手前にスコップが立っており、粗削りながらも階段?が整備されていた。
これを登って雪の上を進むと、つぶ沼コースの分岐点に到着。




その後はしばらく新緑のブナ林や残雪の上を歩く。

銀明水のすぐ手前の湿原。左手に現れた山は獅子ヶ鼻山や横岳だろう。




ミズバショウは上に行くほど初々しくなった。

 


(右上)銀明水と銀の柄杓



銀明水の斜面はまだ雪で覆われていた。




銀明水より先は雪渓歩きが多くなる。
ミズバショウは更に初々しくなり、モヤシ状のものも現れてきた。




雪渓が途絶えた後は低木林や笹薮がしばらく続く。
今回はガスが出てきて、景色も見えず、花も少ない。
長い登り坂が続くが、黙々と登るのみ。

途中で見かけた花たち。

キバナノコマノツメ



焼石岳には二種のプリムラ(サクラソウ類)がある。

ひとつめはヒナザクラ。こちらは白花で雪渓近くなどの湿った場所に群生する。
今回はまだ咲き出したぱかりだった。

 


(右上)ショウジョウバカマ

以上。

6月17日、焼石岳花紀行(2)」へ続く。


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