(昨年春に続き、再アップです。)
ウィキペディアによると、「焼石岳(やけいしだけ)とは、
岩手県南西部、奥州市と和賀郡西和賀町の境にある火山である。
標高1,548メートル。奥羽山脈中部に属し、牛形山、駒ヶ岳などからなる焼石連峰の主峰で、
栗駒国定公園の一部。日本二百名山の一つである。
第四紀に噴出形成した火山で、周囲には規模の小さい火山が集まっている。
尚、現在は特にこれといった活動はない。
山体が輝石安山岩などから構成され、
山頂周辺に焼けたような石が見られることが名称の由来とされる。
ブナの原生林に覆われ、山腹には小沼が多く分布しミズバショウや高山植物も豊富。
(一部略)標高と比較して高山植物が豊富である。
中腹にある中沼と上沼は雪解けから盛夏まで高密度に湿性植物が咲く。
山頂直下の姥石平は6月上旬から晩夏まで広大な花畑を展開する。
焼石沼周辺のミヤマキンポウゲの花畑や、焼石沼上部の花畑も優れている。
東北地方トップクラスの花の山である。(以降、略)」とあった。
トップクラスの花については、
拙ブログ記事、「焼石岳で見た花の海(1)天国のお花畑編」、
「焼石岳で見た花の海(2)イエローガーデン編」などをご覧頂きたい。
2017/06/17 中沼から焼石岳(横岳)を望む。
参考マップ
この山の花に関する記事は比較的多いが、
山の姿が話題になることはほとんどなかったように思う。
いつか焼石岳の眺めを主体とした記事を書きたいと思っていた。
しかし私には岩手側(奥州市など東側)から見た写真の手持ちが無かった。
山の姿を撮影するために冬場、雪道を走って秋田市から奥州市まで行くのは容易ではない。
すると今年1月下旬、岩手県在住の友人、越水光春氏が
自身のfacebookに奥州市付近から望んだ焼石岳の写真を載せていた。
それは素晴らしい写真だった。
今回、同氏の了解も得られたので、その写真を使用させて頂き、
焼石岳の姿についての記事を書こうと思う。
東側、奥州市からの眺め。
2023年1月下旬、奥州市から。越水光春氏、撮影。
山座同定済み。
2023年1月下旬、奥州市から。越水光春氏、撮影。
山座同定済み。
東側の岩手県奥州市からは白い山々が屏風のように連なって見える。
存在感があるのは、左端の横岳、右端の経塚山で、主峰の焼石岳は奥に控えめに聳えている。
北側から焼石岳は見えにくいが、
西和賀町の旧・沢内村付近まで県道1号線を北上すると見えて来る(以下の写真は私が撮った)。
2017/05/04 旧・沢内村から。右の山塊は三森山。
2017/05/04 旧・沢内村から。
山座同定済み。
山座同定すると、ここからよく見えるのは、南本内岳や西焼石岳のようで、
主峰の焼石岳は南本内岳に隠れて見えなかった。
2017/05/04 旧・沢内村から。
西側、秋田側からは奥羽山脈の前山に隠れてよく見えない。
北西に位置する美郷町の黒森山(763m)山頂付近からは見えたが、このような姿だった。
2021/05/12 黒森山山頂付近から。
横手盆地を走る国道13号線や横手湯沢道から焼石岳は奥羽山脈の前山に隠れてほとんど見えないが、
盆地の中央部や西の方に行くと、前山の上にその姿を現す。
2015/02/21 横手市十文字町植田付近から。
同じ場所からは鳥海山もよく見える。
参考までに鳥海山。
2015/02/21 横手市十文字町植田付近から。
焼石岳は富士山型ではない。
秋田側から見ても、複雑で掴みどころのない姿だが、個人的には好きな山岳風景だ。
植田の近くから日を替えてもう一枚。
2017/12/31 横手市十文字町植田付近から。
山座同定済み。
焼石岳の南側は奥羽山脈が連なっているので、低地からは全く見えない。
しかし山の上に登れば、どっしりとした姿で見える。
2017/05/29 山伏岳の山頂近くから。
栗駒山は焼石岳の好い展望所だ。
2018/05/21 栗駒山、須川ルート地獄谷付近から。
山座同定済み。
2018/05/21 栗駒山山頂付近から。
以上。
次は「東山」。
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