山仲間からの情報では、今年の栗駒、焼石の紅葉は例年よりも一週間以上も早く始まっているようだ。
これはのんびりしてられないと焦ったものの、九月下旬になったら、天気があまり宜しくない。
9月25日はどうやら晴れそうだった。
この日は午前3時半に家を出たものの、栗駒と焼石のどちらに行くかまだ決めかねていた。
途中の(横手市)十文字から両方の山が見えるので、そこから見て天気の好い方に登ることにした。
栗駒はスッポリ雲に包まれていた。焼石は背景に雲が有るものの山頂が出ていた。
焼石岳は昨年秋は10月9日に訪ねており、
今までに見たことの無い素晴らしい紅葉シーンに感動した(詳細はこちら)。
2020/10/09 焼石岳山頂手前から西焼石岳と遠く鳥海山を望む。
今年はどうだろうか。
県境を越えて少し先から焼石岳と横岳を望む。
今回の非合法マップ
登山口の中沼駐車場には6時半に到着。紅葉シーズン土曜日ということもあり、ほぼ半分が塞がっていた。
中沼への途中の坂道 中沼の畔
今回、中沼では自慢の横岳鏡面風景が見えなかった。花もほとんど無かった。
銀明水を過ぎ、この坂道のあたりから急に紅葉が始まった。しかしその上はガスで何も見えなかった。
たまに見えても至近距離の紅葉ばかり。
ところが姥石平まで来たら、急に晴れ出した。
姥石平に到着。
泉水沼
泉水沼から焼石岳がパッと見えた。
焼石岳山頂に登るまでの間はガスが切れ、近場だけだが、紅葉風景を眺めることが出来た。
泉水沼と東焼石岳方面
西焼石岳方面を見ながら登る。
西側のカール状地形を覗く。
泉水沼を見下ろす。
ネバリノギランの草紅葉 ハクサンイチゲの残り花
ウスユキソウの古花
この日はほぼコースタイム通り、四時間弱で登頂した。
途中、ガスで景色が見えなかったので、撮影のため、立ち止まることが少なかったせいだろう。
山頂標 三角点
山頂に着いたら、またガスにすっぽり包まれた。
昼飯を食べながら、煙待ちならぬガス待ちをしていたら、ホンの一瞬だが、隣の西焼石岳と三界山方面が見えた。
山頂から西焼石岳を望む。
山頂から三界山方面を望む。
ミヤマダイコンソウのシックな草紅葉 キオンの草紅葉
チングルマの草紅葉
しかしその後はまたガスに包まれ、雨がバラバラと落ちて来たので、逃げ帰るように山頂から降りた。
姥石平まで降りたら、雨はパタッと止んだ。
【帰り】へ続く。
焼石岳は夏しか登ったことがありません。初夏の花見の登山が夢でしたが、このすてきな紅葉を知ると秋の登山もいいなと思います。素晴らしい写真をありがとう。
焼石は私も初夏から真夏までの間ばかりでしたが、
昨年から秋にも行くようにしました。
すると↓のような紅葉に遭遇しました。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/2df6575f386aaf394040ff50abcd7058
これはもしかしたら日本一の紅葉と噂される栗駒と
同等かそれ以上ではないかと思うようになりました。
今年は天候に恵まれませんでしたが、
この後の【帰り】編もご覧頂けましたらさいわいです。