(本頁は「男鹿はシラネアオイが最盛期みたい」の続きである。)
五社堂から降りた後、別場所の福寿草山/二輪草海を訪ねてみた。
「/」としたのは、季節の推移とともにメインの花の種類が変化するからだ。
前回(4月10日)来た時、フクジュソウは終わっていたのに、
ニリンソウはまだほとんど咲いてなかった(こちら参照)。
今日はどうだろうか。
今頃の毛無山はシソ科の花を多く見かける。
その代表は前頁「男鹿でシラネアオイ三昧」で取り上げたラショウモンカズラだが、
他にピンク花のオドリコソウも多く、海岸沿いに群生している。
この福寿草山/二輪草海の場合は、
更にややこしく、初めは帰化植物のヒメオドリコソウが多く、
それが途中で日本在来種のカキドオシに変わる。
ヒメオドリコソウとカキドオシ。
そしてオドリコソウに変わって行く。
福寿草山/二輪草海の山林に入ると、あとはオドリコソウばかりだった。
ここはムラサキケマンも多かった。この植物は在来種だが、人臭い場所でよく見かけるように感じる。
ニリンソウとムラサキケマン
ムラサキケマン
今度はケシ科が続く。
ミヤマキケマンとミチノクエンゴサク
ミヤマキケマンとツボスミレ
ツボスミレ
フクジュソウが咲いた後に混じる葉っぱはアオヤギソウ。
シャク
(ニリンソウの次の)覇者シャクも咲き出していた。
ここにはニリンソウの群生地がある筈だが、今年はどうしたんだろう。
ほとんど咲いてなかった。
昨年、咲き過ぎたので、今年は裏年、休養中なのだろうか。
二輪草の海を探して奥地に行く途中で見かけた他の花たちを。
キジムシロ
キジムシロをアップで。
タニギキョウ他
ミツバベンケイソウ(生育途中)
ホソバノアマナ
二輪草の海を探して更に奥地に入ってみた。
今日この場所は自分独りだろうと思っていたら、後から私のような爺さんがやって来た。
風貌は知的で痩せていた。fb友のO氏だった。
爺さん二人で、少し奥に進んだら、あった。あった。今年唯一、二輪草の海だった。
二輪草の海を写真で表現するのは難しい。
このシリーズ、最後は渓谷になった場所に立ち寄ってみた。
男鹿の渓谷
オオカメノキ
シラネアオイ
シラネアオイが再登場し、ミヤマカラマツも現れた。
ミヤマ・・・は高山植物かと思っていたら、出羽丘陵や男鹿では低山の渓谷に普通の植物だった。
ミヤマカラマツとヒトリシズカ
以上。
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