モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

鳥海山草紅葉紀行・前編(2022年9月29日)

2022年10月07日 | 鳥海山/鉾立・秋

例年だと東北の高い山では9月下旬になると紅葉が始まるが、
今年は何故か遅れているようだ。

草紅葉は樹木紅葉より少し早く始傾向がある。
個人的には、草紅葉と言えば、鳥海山の千畳ヶ原がすぐ浮かぶ。
それを確認するため、9月29日に行ってみた。
天候は晴れ。まずは鉾立から河原宿経由で長坂道稜線まで駆け上がり、雄大な山岳風景を満喫した。

登り出して約二時間後、長坂道稜線から鳥海山本体と鳥の海(鳥海湖)を望む。



参考マップ




今日の鉾立は平日のせいか、登山者は少なかった。


5時40分頃、鉾立展望台から奈曽渓谷と鳥海山本体を望む。



鉾立~賽の河原間の地味な景物をふたつ。

鉾立から歩き出して約35分、秋田山形県境標。
 
                                         県境標から更に約5分後に現れる石


この石までは誰にも抜かれること無く、独り旅だったが、

右上の石に腰かけ、最初の休憩を取っていたら、その間に十名を越える登山者に追い抜かれた。
その後は団子繋がり状態で登山。

賽の河原



ここから先はいつも標準ルートを外れ、(大平ルート)河原宿に向かう。
この変則ルートを通る人は稀なのでいつも独りだ。

雪消えの遅い場所なので、残り花がけっこう有った。あとでまとめて報告する。

河原宿より上の草紅葉



7時半頃、長坂道T字分岐に到着。

長坂道T字分岐より鳥海山本体と鍋森を望む。



今日は山形側から雲が湧き出しており、庄内平野や月山は見えなかった。

ここから直に千畳ヶ原に向かってもいいのだが、
今日は長坂道稜線を登り、御浜、扇子森経由で降下して行くことにした。
稜線を登って行くと、冒頭写真のように鳥海山本体と鳥の海(鳥海湖)が見えるようになる。

鳥の海をアップで。



御浜から稲倉岳を望む。




扇子森に登る途中から鳥の海、鍋森を見下ろす。




扇子森山頂から鳥海山本体を望む。そろそろ雲が鳥海山本体に懸かり出して来た。




扇子森山頂にある岩棚



大昔、この岩の上で塩鮭の握り飯を食べ、ワンカップを二本飲んで気持ちよく昼寝したことがある。

国鉄バスを使って登山していた頃の話だが、マイカーで登山するようになってからはやっていない。
初夏の涼しい頃は今でも誰かが昼寝しているのを見かける。

扇子森山頂を極めた?後は
千畳ヶ原に向かうべく御田ヶ原分岐から鳥の海分岐へと降下して行った。


鳥の海分岐へと降下する道。正面に見える丸い山は鍋森。



やがて左側に千畳ヶ原が見えて来るが、
今日は庄内平野から次々と雲が湧いてきてときどき雲に包まれていた。


降下途中、千畳ヶ原を見下ろす。



鳥の海分岐から鳥海山本体を振り返る。




鳥の海分岐から見た鳥海山本体は筋骨隆々のイメージだ。

鳥の海分岐から千畳ヶ原を見下ろす。ここから更に150m降下する。




鳥の海分岐付近から鍋森を振り返る。




千畳ヶ原に行く途中に見た残り花や草紅葉を列挙する。

エゾオヤマリンドウ



シロバナトウウチソウ(紅花タイプ)



ミヤマアキノキリンソウ



ハクサンイチゲの残り花
 
                                           ウゴアザミの残り花


ハクサンフウロ草紅葉



ウサギギク
 

                                        ミヤマリンドウとイワイチョウ黄葉


キンコウカの草紅葉



鳥海山草紅葉紀行・後編」へ続く。


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2 コメント

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Unknown (桂蓮)
2022-11-02 00:41:52
神々しいカメラアングル、だと思いました。
神業、ですね。

いつも清々し映像、感嘆しながら読んでいます。


今回はコメントしないといけないような
急遽さを感じた?ので
アメリカの北部、コネチカット州グランビーから
感謝を込めて、投稿します。
返信する
桂蓮さんへ。 (モウズイカ)
2022-11-02 08:08:39
コメントありがとうございます。
鳥海山は秋田山形県境にある大きな火山で独立峰です。
私の生まれた実家からも現在住んでいる自宅からも眺められます。
下界から眺めても登っても素晴らしい山ですが、
これから冬になると見えにくくなります。
話変わりますが、部屋に貼っている写真は北米のシャスタ山でした。
見る角度にもよりますが、鳥海山に似た姿だなといつも思っております。
返信する

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