(本頁は「晩秋の七座山リベンジ・前編」の続きです。)
権現座(ごんげんくら)の山頂から先はしばらく緩やかな稜線道が続くが、
一箇所だけ急な下り坂が現れる。この場所では、前回もそうだったが、
今回は続けて二回もすってんころりんと転んでしまった。
本来は赤土が剝きだしの道なのに、今の時期はその上に落ち葉がフワーッと覆いかぶさっており、
足を置いた途端に滑る仕組みになっていた。
必ず転ぶ道なので、私は勝手に「必転坂」と名付けた。
写真で見る限り、たいして急な坂には見えないかもしれないが、
道のすぐ脇は断崖になっているのでスリル満点。
今後は断崖と反対側の笹に掴まりながら慎重に降りようと思う。
この急坂付近には木の実がまだ多く残っていた。
アカミノイヌツゲ
ツルシキミ
烏帽子座を過ぎてもうすぐ階段というところにも急坂が有った。
今度は笹や低木に掴まりながら下りたので、転ぶことは無かった。
ここからは下界の米代川が少しだけ見える。
ツクバネの実
七座山の稜線にはあまり高くないが広葉樹がびっしり生えているので展望は良くない。
蓑座(みのくら)の山頂近くに展望台が設けられており、
そこに登ればある程度の展望は得られる。
展望台から南側、烏帽子座を望む。
展望台から東側、米代川の蛇行を望む。右上の橋が七座橋。
展望台から西側、二ツ井の街並みを望む。
2018年以前の展望台は今よりも少し高く、北側に藤里駒ヶ岳や白神山地の山々が望まれたが、
2019年に建て替えられた展望台は低いため、樹木に遮られ、見えなくなってしまった。
今回は展望台の下で昼飯(にぎりめし)とした。
展望台から稜線を少し戻り、断崖絶壁に建て掛けられた金属製の階段を下る。
この階段もたしか2019年に建て替えられたものだ。
階段を下った後は、間道を辿り、朝、霧でよく見えなかった権現様に向かった。
途中で見た樹木と岩の複合体ほか。
権現様に到着した。
権現様の上の方に「タフォニ」らしき岩壁が見えた。
踏み跡が有ったので、近づいてみた。
法華の岩屋よりはちっこいが、不気味さはこちらの方が上か。
下山後、登山口から米代川と七座山の北側を望んだ。朝、登山前は川霧で見えなかった風景だ。
以上。
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