モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

猛暑日の鳥海山5(2023年8月9日)

2023年08月28日 | 鳥海山/鉾立・夏

(本頁は「猛暑日の鳥海山4」の続きである。)

11時ちょっと前に、七五三掛に到着した。
今朝は5時15分頃から歩いているので、
ここまで5時間以上かかっていることになる。
もはや山頂は諦めている。ここで握り飯を食べ、引き返すこととした。

なお今日の撮影枚数は800枚近くなった。
この調子では、1000枚を超えそうだ。

ここまで来たら、鳥海山本体に雲がかかるようになった。

七五三掛から望む鳥海山新山と右に外輪山の文珠岳



七五三掛から望む稲倉岳



握り飯を食べる間に見ていた花風景。

ハクサンシャジンとシロバナトウウチソウ



紅味の強いシロバナトウウチソウにトンボが。




今回のマップ



七五三掛から御田ヶ原の分岐点までは来た道を戻った。
分岐から先、今度は鳥の海分岐に向かって緩やかに降下して行く。


鳥の海分岐に向かって緩やかに降下して行く道。行く手に聳えるのは笙ヶ岳と鍋森の重なり。



途中、鳥海山本体を振り返る。左側の丸い山が今上り下りした八丁坂。




この後、雲が出て鳥海山は隠れてしまった。
これが今日見た最後の鳥海山本体になった。




千畳ヶ原を見下ろす。




鳥の海分岐が近づいてきた。目の前の丸いピークは鍋森。




御田ヶ原分岐と鳥の海分岐の間で見た花。

ミヤマホツツジ



謎のニガナ




このニガナは雪渓跡地など高所の湿った場所限定のようだ
(御田ヶ原分岐から鳥の海分岐までの間の湿った草地に多かった)。

中腹の登山道沿いに生えるシロバナハナニガナ?と較べると、
開花時期が約一ヶ月遅く、花はやや大型で肉厚な印象だった。


ミヤマコウゾリナ



ニッコウキスゲの小群生
 

                                              ウサギギク


鳥の海に到着した。
日照り続きのせいか、水は例年よりも少ないように思った。

鳥海湖。右奥、稜線上が御浜。



鳥海湖から扇子森方面を望む。



御浜近くの最後の雪渓。



今日、鳥海湖から鳥海山は見えなかった。

午後になると、必ずと言っていいほど雲が出て見えにくくなるが、これはしょうがない。




鳥海湖とおさらば。次は笙ヶ岳方面を望む。




長坂道T字分岐まで戻り、鍋森を望む。




下山時に見た花と景色。

チョウカイアザミとハクサンシャジン



ミヤマアキノキリンソウ



マルバシモツケ
 



右上、賽の河原の下から鉾立方面を望む。

ラストは鉾立から見た稲倉岳。




今日の鳥海山、稜線上はそよ風が吹き、あまり暑いとは感じなかった。

ところが下山時、賽の河原を過ぎ、鉾立が近づいた途端、ドッと汗が噴き出した。
車に戻って、車外温度を確かめたら、外気温は28℃になっていた。
ちなみに鉾立の標高は約1150m。
夕方のニュースを見たら、この日の下界、秋田市は38.2℃だったとか。
これは今のところ、今年の秋田市の最高気温のようだ
(秋田市はこの後、8月23日に38.5℃に達した)。

以上。


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4 コメント

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Unknown (ミルク)
2023-08-28 17:04:30
暑い日が続きげんなりですね。
モウズイカさんのお元気ぶりが、羨ましいです。
沢山の花々も、涼しい場所だから生き生きと。
楽しみに見せていただいてます。
最近、お花の名前もパッと出て来なくなりました(;^_^A

鳥海山で、滑落事故で亡くなられた方が@@
外輪なんでしょうかね?
アルプスの方も毎日のように滑落事故が。
返信する
ミルクさんへ。 (モウズイカ)
2023-08-28 18:59:14
コメントありがとうございます。
今年の八月は暑いですね。
猛暑日の草刈り作業は命の危険にかかわるようなので
折りを見て高い山に行ってますが、
こうも暑いと山の上もあまり変わらないです。
なので今のところ、八月は鳥海、森吉、秋田駒ヶ岳の三山だけです。
もう5℃でもいいですから。涼しくなってもらいたいものです。
ミルクさんもご自愛くださいませ。
返信する
Unknown (Layla)
2023-09-01 13:37:13
今年私が鳥海山に伺った時(7/24~25)から少し遅い時期の鳥海山、興味深く拝見しました。
そもそも今年鳥海山に行くにあたり、できれば7月中に行きたいと思っていました。
その理由はモウズイカさんの「鳥海山は百花繚乱だった(2018/7/20)」を拝見し、
あのようにお花いっぱいの時に登りたかったからです。
特にニッコウキスゲが印象的でしたが、今年はそうは行きませんでした。
今年は裏年だったのか、そうは言ってもこちらの記事を拝見すると私が行った時より多いような気がして、
これはどうしたことでしょうか?
また、私が訪れた時にはつぼみが多かったハクサンシャジンもこちらの記事ではたくさん咲いており、これは納得がいきますが、
2018年7月の記事では7月にも関わらずたくさん咲いている!
まぁ、お花は「今年は遅い、早い」とか言っても全てがそうとは限らず、
なかなか難しいという事ですね。
8月にもチョウカイフスマ、ハクサンシャジン、シロバナトウチソウ、ミヤマトウキなどの白い花々、オクキタアザミ、などがこんなに見られるなら、
また機会を見て行ってみたいと思いました。
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Laylaさんへ。 (モウズイカ)
2023-09-01 15:22:19
コメントありがとうございます。
今回は八月上旬の鳥海山(鉾立ルート)に行ってなかったのでどうだろうと思い、行ってまいりました。
昨年の7月30日(↓頁)に較べると、ミヤマトウキやトウゲブキ、ハクサンシャジンは古くなっておりましたが、
かわってオクキタアザミやヤマハハコが重なって咲き、けっこう賑やかな印象でした。
年によって幅があるでしょうし、作不作もあると思いますが、鳥海山は花の多い山だなと認識しました。
種類数では月山にやや劣りますが、花のボリュームは多いなと思っています。
来シーズンも今まで行ってなかった時期を狙って行ってみようと思っております。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/daeb88ce58a2cffa6c027a96fd6b25b6
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