2024年4月23日は鳥海山を眺めるため、にかほ市の郊外を走り回っていた。
にかほ市象潟町長岡からにかほ市役所に向かって走っていたら、
放棄水田の一部が黄色い花で埋め尽くされていた。
この花はトウダイグサ科のノウルシという毒草だ。
秋田県内では沿岸部や大曲付近で見かけるがあまり多くない。
たまに見かけても車を停めにくかったり、或いは藪になっていて近寄りにくかったりと
今までこの花に近づいてじっくり観察する機会には恵まれなかった。
今回は交通量が非常に少ない市道のすぐ脇の放棄水田だったので
容易に近づくことが出来た。
「HiroKen花さんぽ へ、ようこそ!野山に自然に咲く花のページ 」の
こちらの頁によると、ノウルシは
「遠くから見ると鮮やかな黄色い花を咲かせているように見えますが、
花弁に見える部分は杯状花序(はいじょうかじょ)の基部にある総苞葉・苞葉です。
ノウルシには花弁や萼片はありません。 」
とのこと。
トウダイグサ科の植物は杯状花序(はいじょうかじょ)という特殊な花序となっている。
今回は折角の機会なので、それを説明しようと思った。
ところが私には難し過ぎて上手く説明できなかった。
どうか「HiroKen花さんぽ ・・・」さんのこちらの頁をご参照頂きたい。
なおこの頁によると、
「茎が折れると、断面から白乳液が漏れ出しています。
この液に触れるとウルシ(漆)のように皮膚に炎症を起こすので、「野のウルシ」となり・・・」
とのことなので、この植物の扱いは要注意だ。
秋田で生活していると、トウダイグサ科の植物と出会う機会はあまり多くない。
園芸種ならばクリスマス時期のポインセチアや夏花壇のハツユキソウくらいだろうか。
たまたま前日(4月22日)、男鹿毛無山でナツトウダイを見かけた。
ウイキペディアによると、ナツトウダイは
「山野に生える多年草。名前は夏だが、開花は春。
大柄な三角形の包葉と、三日月型の腺体が目立つ。・・・(中略)
和名の由来は素直には夏燈台であり、夏に咲くトウダイグサの意味に取れる。
だが、現実には開花期は春であり、日本では同属の他種に先駆けて咲くものである。
その点では明らかに和名と現実との乖離がある。
佐竹他(1982)は、ハツトウダイ(初燈台)の誤りではないかと述べている。
ただしこれについては、牧野は素直に夏燈台と記すのみで何も述べていない。」
とあった。
こちらはノウルシのように奇麗ではないが、
アップで花を見るとなユニークな構造をしている。
なお花の詳細は別ホームページ「松江の花図鑑」さんの
こちらの頁に委ねようと思う。(´π`;)☆\バキ
以上。
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