(古い記録で恐縮。本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
定年退職したら、夏場に五日くらいかけて北アルプス(白馬岳など)か
北海道(大雪山)のいずれかに独りで登山するつもりでいた。
今年三月の会社卒業?旅行を家人の意向に従い、北陸方面で簡潔に仕上げたのは
そのための資金をストックしておく含みもあった。
ところが、その後、母の認知症が進み、何かと手がかかるようになったため、
山行きは断念せざるを得ない雰囲気になって来た。
それにもかかわらず、6月頃、家人から
「今回を逃したら一生無理なんだから、是非行って来なさい。」と有難いプッシュが・・・。
急遽、計画を再浮上させ、行先は北海道大雪山と決定、宿やフェリーの手配を行う。
2017/07/27 大雪山・小泉岳から北鎮岳、凌雲岳を望む。
今回の大まかな行程は、
7月26日未明に家を発ち、フェリーで津軽海峡を渡り、27,28,29の三日間で大雪山登山。
29日夕方、苫小牧東港をフェリーで発ち、30日朝、秋田港上陸。
さいわい天気もおおむね良好(母の機嫌も安定)で、
東北では見ることの出来ない山岳や花風景、カムイミンタラ(神々の庭)を満喫出来た。
クルマ(柿の種号)の運転はトータルで1,000キロと少々、
初日の秋田~青森、函館~層雲峡までの併せて約700キロが一番しんどかった。
7月26日は午前2時半頃、秋田市の自宅を出発。
秋田自動車道を北上し、小坂から東北道に乗り換え、青森市の手前で夜明けとなった。
写真は津軽パーキングから見たお岩木山。いい天気が続きそうな予感。
津軽PAから岩木山を望む。
次は青森港で津軽海峡フェリーの出航待ちの様子。
フェリーに乗るのは1993年の日高アポイ岳登山(こちら)以来だから、
約四半世紀ぶり。乗り方等もすっかり忘れてしまった。
右端のマリリンモンローのような女の子はフェリーでも一緒だった。
青森港を出てすぐ、八甲田のお山にグッドバイ。
青森の街並みと八甲田山
約四時間の船旅。
下北半島を望む。中央の凸部は縫道石(ぬいどういし)山だろうか。
函館山は島のように見える。
函館山
函館に上陸したのは午前11時半頃、これから層雲峡まで長い陸路が始まる。
走行距離はおよそ480キロだが、
途中、大沼公園で沼を一周以上してから高速(道央自動車道)に上がったので、実際は500キロ以上走っている。
沼を一周以上したのは大沼と駒ヶ岳のビューポイントを探していたら、道に迷ってしまったから・・・。
駒ヶ岳
大沼と駒ヶ岳
高速に上がってからはとにかく道が長くて呆れてしまった
(室蘭までは片側一車線なので追い越しもなかなか出来なかった)。
八雲PAから北側(噴火湾)を望む。
残念ながら蝦夷富士・羊蹄山は霞んでおり、更に雲を被って見えなかった。
地図で見ると大地形のせいもあるが、この高速道路、逆S字形に道南地方を走ってる。
室蘭の手前で右前方の海越しに立派な山が見えたが、それはとっくに過ぎて来たはずの駒ヶ岳だった。
千歳空港から先は、以前、レンタカーで走ったことがあるので、不安は無かったが、
さすがに北海道の中心部だけあってクルマ量が多い。
札幌JCTより先、クルマ量はガクンと減ったものの、今度は皆さん、えらく飛ばしていた。
こんなのでもし覆面パトに捕まったら、免停程度では済まないだろう。
今回の登山ベース基地、層雲峡温泉に着いたのは18時頃だった。
初日の宿からはラーメン屋の看板がやたらと目についたが、グッとこらえて見るだけにした。
宿の方は、予算の関係でありったけエコノミー(素泊まりと入浴だけ)にしたので、
26日夜から29日昼までの食事(登山中の昼食も含め)は
現地に二軒あるコンビニ(セブンイレブンとセイコーマート)で全て賄った。
二、三日目の宿から、層雲峡神社方面を望む。
黒岳ロープウェイ駅。二、三日目の宿の向かいに有った。
二、三日目の宿と朝陽山方面を望む。
「層雲峡と三国峠(2017年7月27日)」に続く。
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