ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

Memory of にゃんこ

2010-02-15 | 日記
淡々と毎日が過ぎてゆく中、これといった新しい話題がないのでちょっと思い出話を・・・

ミセスファーマーがこちらへ嫁いで来て2ヶ月ほどが過ぎたある冬の日、1匹の猫が迷い込んで

来ました 背骨がくっきり見えるほどガリガリに痩せたその猫は、ダンナ様の足元にすり寄って

きて、力なくニャーニャーと鳴いていました。お腹が空いているに違いないと思い、家に上げて牛乳を

与えてみるとあっという間に飲み干しました。普通の野良猫なら、こちらが近づいて行ったらすぐに

逃げてしまうところなのに、この猫は逃げるどころか私たちのところへ来たがっているような、救いを

求めているような雰囲気を漂わせていたのです。その日からこの猫は毎日ほぼ決まった時間に現れて、

ご飯を食べてからまったりと昼寝して、そして夜にはどこへともなく去って行く、不思議な子でした。

くっきり「すけべえ分け」の前髪(?)がチャームポイントの美猫ちゃんです。



我が家の飼い猫ならぬ「通い猫」となったこの子を「にゃんこ」と呼んでいるうちに、本人も自分の

名前を呼ばれると「ニャ~」と返事をするようになり、いっそこのまま我が家の子になっちゃえば良い

のにと思ったのですが、そこはやっぱりマイペースな猫で、相変わらずの通い生活を続けていたのでした。



日中暖かく日が差し込む窓際と、ミセスファーマーの部屋のソファーは、にゃんこの昼寝の定位置でした。

いつもこ~んなグデッとした格好で爆睡



可愛いお顔が台無しの、こんなぶちゃいくな寝姿まで・・・



お昼寝から目覚めると、ミセスファーマーと一緒に散歩も楽しみました。猫が一緒に散歩するなんて

ちょっとビックリしましたが、にゃんこはミセスファーマーに一番懐いていたので、散歩に誘うと

喜んで付いて歩いていたんですヨ 嫁いで間もない頃で、まだ家族以外にこの地に知り合いも

いないミセスファーマーにとっても、唯一のベストフレンドでありました

 

そんなにゃんことの蜜月生活も7ヶ月を過ぎた時、ミセスファーマーは3ヶ月ほど入院することになり、

にゃんこともしばしのお別れ・・・と思っていたのですが、それが永遠のお別れになってしまいました

ミセスファーマーが入院してからも、変らず我が家への通い猫生活をしていましたが、もうすぐ退院

という頃、どうやら近くの道路で交通事故に遭い、天国へ旅立ってしまったようなのです



でも、時々思うことがあります。

この牛柄の後ろ姿、なんとなく太郎に似ているなって。

ひょっとしたら・・・??? まさかね。

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コメント (2)
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