健康博覧会&パナソニックセンター東京から帰ってきて、
何故だか身体がカレーモードに突入してしまったので、
相方と蒲田のディープなカレー屋さん、
『南蛮カレー』
に行ってきました。
このカレー屋は、以前にここにも書いた
昭和B級グルメのパラダイス
『ビフテキ とんかつ レストラン 車屋』
の1階にあります。
★2008年12月12日『ビフテキ&とんかつ』
っちゅうか、おそらく統一経営。
なんたって、一番の人気メニューが
カツカレー
らしいですから( ̄w ̄)ぷ
でも、名物は店名そのまんまの『南蛮カレー』らしいです。
そんなこんなで、蒲田西口にゴー。
*****
店頭に着くと、いきなり外から
主要メニューのリストが表示されています。
いつも『南蛮カレー430円』という看板だけ見てたけど、
カツカレーだとか他のメニューは、そこそこの値段。意外に安くはない。
ん~、どうしようかと一瞬悩んだけど、
こういう機会でもないとこのお店には来ないだろうから、
意を決して入ることに。
お腹も空いていたことだし、
南蛮カレーの大盛を食券で購入。
カウンターに座ると、すぐにコップに
スプーンとフォークが入った状態のお水が出されます。
昭和カレーとして
スプーン・イン・ウォーターは重要( ̄w ̄)ぷ
そして瞬く間に、
驚きのスピードでカレーが運ばれてきます。
まさにファーストフード。そして、
ごはん盛りすぎ( ̄◇ ̄;)かまただけどおおもり
ってことで、
いっただっきまぁ~す!(^◇^)

南蛮カレー大盛550円(ミニサラダ付き)
あ~、昭和のカレー! これぞB級カレーの王道!!
以前、上野で食べたB級カレー『クラウンエース』より好きだなぁ~。
★2009年1月28日『マズさがウマい!』
ココイチのようなスマートさは微塵もありませんが、
とにかく素早く、お腹イッパイになりたい人、
それでいて、立ち食いソバ屋のカレーよりもこだわりたい、
っちゅ~人には、オススメ。
…と、店内を見渡すと、僕が今さらそんな感想を言うまでもなく、
みなさん、既にガッツリと食べてらっしゃいます( ̄w ̄)ぷ
僕が食べ終わるまでに、隣のお客さんは2人入れ替わりました。
いずれもカツカレー大盛。
そう、カウンターを埋め尽くしている
十数人のお客さんの大半の方が、
カツカレー大盛(キャベツ千切り盛り付き)
をオーダーの様相。すげー。
カツは、やぱり『車屋のわらじカツ』にソックリ( ̄w ̄)ぷ
*****
ここでカウンター内の店員に目をやると、
これがまた、実に味わい深く。
まず先頭を切ってお客さんに切り込むのは、
南蛮カレーのフォワード、若手店員さん。
客がお店に入るとすぐに『いらっしゃいませ~!』と大声を上げ、
入口にある食券機を凝視。2人連れの客で券売機が見えづらい時は、
身体を左右に大きく動かしながらも、券売機のボタンを凝視。
そして、客が食券のボタンを押すや否や、
すぐにカレー皿を手に取り、巨大炊飯器の蓋を開け、
ご飯を盛り始めます!( ̄◇ ̄;)す、すばやいうごき!
客がカウンターに座ると、
コップにスプーンとフォークをぶっさした水を置き、
客から食券が手渡されると、ここで作業が中堅店員に移ります。
この中堅店員が、これまた渋い。
おそらく人生の酸いも甘いもすべて知り尽くし、
喜怒哀楽を行動に表すことなく、無駄な動きを一切せずに、
一瞬にしてカツを刻み、カレーをたっぷりとかける。
きっと、流れ流れてこの蒲田の地にたどり着き、
そしてこの南蛮カレーの門を叩いたのだろう。
その様は、まるで『流れシェフ牙』のごとし。
そしてもうひとりの店員が、
この流れシェフ牙(勝手に命名)を
暖かくこのお店に受け入れたに違いない、厨房を守るおやっさん。
絶妙のタイミングで大きな釜に入ったご飯を持ってきたり、
揚げたてのカツをカウンター内に移動。
また、フォワード店員が休憩に入ると、
瞬時にフォワードに回り、カレー皿にご飯を盛る。
しかし、その間も流れシェフ牙は、
無言でカツを切り刻み、キャベツの千切りをごはんに添える。
そして客が食べ終えて帰ろうとすると、
その背中につぶやくように
ありがとよ
と声をかける。
(注:実際には『(小声で)ありがとうございます』と言ってます ^^;)
ん~ディープだ。
味もディープだが、人間模様もディープ過ぎる。
次にここに来るときは、カツカレー大盛を頼もう。
食券のボタンを押すときは、
フォワード定員が見やすく右手で押してあげよう。
そして流れシェフ牙の包丁裁きを見届けよう。
おやっさんが炊いたご飯を心して食べよう。
ありがとう、南蛮カレー。
※登場人物は実在しますが、
内容は完全なる妄想が多大に含まれています( ̄w ̄)ぷぷぷ

■南蛮カレー東京都大田区西蒲田7-67-11(車屋1階)
営業時間 11:00~22:30 定休日 無休