ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

海谷・高松山(1725m)

2012年04月09日 | BCスキー
2012年4月8日

天候:ピーカン
メンバー:あーさん

さて、日曜と高気圧が久々にあった。
ピーカン間違いなしの天気図に期待踊らせ、大好きな山域の海谷へ。
ちょっと寝坊気味で、7時半着と出遅れる。
もうすでに多くの車が駐車場に止まっていた。


笹倉温泉駐車場

準備している間も3人、5人と多くの人が旅立っていく。
ということでバッチリトレースをありがたく使わせていただく。
途中、放山方面へ向かっているトレースもあった。


林道の橋

この辺は充分なくらい雪がある。2m位か。
適当にショートカットして林道を行く。
途中、でかい雪崩の音が何回かした。
後ろを振り向くと権現がキレイである。


権現山

林道が右に巻くとこれから行く高松山に昼闇山、焼山が見えてきた。


左から焼山、高松山、昼闇山

そして左手には阿弥陀山と烏帽子岳である。


左から阿弥陀山、烏帽子岳

高松山を見るとたまに雪煙があがっている。
上部は風が強そうだ。
まったりとブナの林を行くとアマナ平だ。
火打山と焼山が大きく迫ってきた。そして、これから行く高松山からの尾根も見えてきた。


アマナ平から火打山、焼山

ここから焼山北面台地と高松山へのトレースが分かれる。
ほとんどの人は北面台地へ行った。高松山へは2名くらいのようだ。


アマナ平

先行パーティーのお陰で随分楽させてもらっている。
尾根途中で休憩していると、上からスノーシューの若者2名が下りてきた。
どうも泊まりで縦走してきたようだ。スキートレースをつぶさずにうまく歩いてくれている。
よくわかった若者達だ。
尾根途中から左を見ると北面台地の広大な斜面が見える。


空沢尾根と北面台地

台地を人が歩いているのもよくわかった。
森林限界付近から上の雪庇を見ると先行パーティーがドロップ準備をしていたのが見える。
風も出てきて、というか稜線上は絶え間なく雪煙が上がっている。


高松山と尾根

おじさん2名パーティが下りてきた。
上は風強く尾根が屈曲する所でやめたとのことであった。
焼山はもうすでに下りてくる人も多く見られた。
時間を見ればお昼である。


焼山

我々は防寒装備をばっちりにして、雪庇の崩れた所から西に向かう。
雪面は、ウインドクラスとして少し硬いがクトーをつけるほどではなかった。
少し間隔を取って進む。たまに強烈な風が来て足が止まる。
さて、いよいよ尾根も細くなり雪壁が登場すると、先の登山者のトレースを使わせてもらいツボで行くことにする。
私が先行してラッセルしてトレースをつけていく。
雪は柔らかいので落ちる心配はない。
登山者のトレースで2段ラッセルくらいで上がっていける。久々で楽しくなってきた。


雪稜を行く

雪壁を越えると山頂は間近だ。しかし風もより強くなる。
強風の中、山頂の雪庇を越えると山頂に飛び出したが、風強い、強い。
しかも雪面はクラストしている。
あーさんは来れらそうもないので待ってもらう。こういう時無線は大いに役立つ。


高松山山頂

山頂から一ノ倉川は、下から見たよりもメローな感じでいい。
こちらへ行きたかったが今回はあきらめて戻ることにする。
下に昼闇から下りてきた人が見えた。


山頂から一ノ倉川側

強風が少し弱くなった所を狙って、ダケカンバの影から出る。
来た所をザクザクと戻り、尾根が少し広くなった所からドロップ準備。
プチモナカで滑りにくい尾根から北に屈曲しするとパックスノーに変わる。
尾根も広くなり滑落の心配もなくなる。


焼山バックに

樹林が出てくるとそこから重パウに変わる。ここが一番気持ちよかったか。


尾根下部

あとは元のトレースを若干のアップダウン繰り返しながら行く。
さすがに下の方は腐れ雪で滑りにくい。
何とか16時には笹倉温泉に戻った。
あーさんにとってはえらい修行になってしまっただろう。申し訳ない感じである。
あとは笹倉温泉で疲れを癒し帰路につく。
私的には、一ノ倉川行けなかったのは残念であったが、それなりに楽しめたのであった。

飛騨(平湯)・第三尾根(クデボク)

2012年04月09日 | BCスキー
2012年4月7日

天候:曇り時々雪一時晴れ
メンバー:あーさん

金曜からどうも天気は思わしくないが、寝坊も少ししたのでお手軽にパウをいただきに行った。
朝はいい感じで降雪であったが、平湯に着く頃は少し止んでいた。
この辺もまだ充分に雪がある感じだ。
いつものチェーン脱着所に車を置き出発。
どうも北西斜面はだいぶ雪も少なくなっているようだ。
少しズルと地面が出てくる。
その上の樹林も硬い斜面にうっすらという感じである。しかし、沢状の吹き溜まりはそれでも充分ある。
尾根上に出ると量は充分。どちらかといえば北東面がいい感じである。



夫婦松に至る平になる所で打ち切り。この頃少し晴れ間も見えた。
輝山も山頂がようやく見えてきた。
西の空を見るとまだ暗くこれからまだ雪雲が来そうな感じである。
少し休憩してドロップ。
さすがに平湯である。軽いパウで気持ちいい。



このまま尾根を戻っては面白くないので、北東面のカール状へ。
その上の雪庇の上にボーダーが5,6人いた。
喰われる前に上の森から飛び出して、おいしい粉をいただく。
川まで下りて左岸を行き、途中右岸行ってまた渡り返してうまく牧場道路に出た。
あとはもとに戻って駐車地へ。
この時期にしてはおいしいパウパウであった。

平湯の森も空いており、食事もして帰路につく。