ここのところハノイは最高気温30℃以上、35,36℃にもなっている。
いつものように午前10時、社員と一緒に「TRA DA」(チャーダー)に行った。
「冷たいお茶」を注文し、「風呂場の椅子のような低い椅子に座り、休憩をしていると」
すぐ前の歩道で「XE OM」(せーおむ) バイクタクシーのおじさんが、バイクの上で「器用に熟睡していた」
ベトナムでは全然珍しい事ではなく「ごく普通の風景なのだ」
11年前、初めてベトナムに来た時は「現在のGRAB」などは存在せず。バイクタクシーを探すすべは
「この格好で道端で寝ている人を探したものだ」(そう、バイクが商売道具であるゆえに、バイク上で寝ている
のが当時の言い方ではXE OM(せーおむ)であることが分かったのだ)「せーおむ」とは直訳すると
「抱き着き車」とでも言おうか? (OM(オム)は「抱く」「XE」(セー)は車)
最近は「昔ながらの【せーおむ】」は少なくはなったが「GRABの制服やヘルメットを着用しててもただのせーおむ」
である人たちも多い(IT化されている本物のGRABから見ると稼働率は雲泥の差があるのだが?)
年齢も高く「GRABになり切れないせーおむ」も多いのである。
しかし、この寝方だけは双方共通した寝方なのだ。 不思議なものである。
見る限り熟睡している。しかし「転げ落ちたりしないのが、摩耶不思議なところである」
10時休みにチャーダーをしながら「そんなことを考えた」
道端の歩道上で狭いバイクの上に「見事に寝転がり、熟睡している」
GRABになって稼働率が上がった今では「少なくなりつつはあるが?」
それでも「ベトナムでは昼寝は必然である」 これもまた「ベトナム文化」なのだろう