自分はもう10年以上ハノイに住んでいる。すでに交通事情や感覚は「ベトナムナイズ」されてしまったことを
最近感じている。添付写真を見てほしい。
自分の住むアパートの下の幹線道路の「交差点である」
日本の方なら何か気づくだろうか?
こんな主要幹線道路の「交差点の真ん中に【新都市交通の線路の支柱が堂々と立っているのである】」
自分はいつも帰宅時ここを通っている。ベトナムは右側通行なので、右下方向から来て「左折」するのだが
ベトナムでは「信号は厳守率は60%と考えていい」、日本ならば直進車が通り過ぎるのを待って左折するか、
左折OKのサインが出てから左折するのだが、(ベトナムにはこの矢印付きの信号は皆無だ)
直進が赤になっても「車は直進してくる」しかも「その方向に支柱が立っているので、まるで直進してくる車や
バイクが見れないのである」日本のSTD方法でやると一生左折できないのだ。
それではどうするか?
*信号が青になる5秒前ぐらいに「左からの車の間隙を縫って強引に左折する」
*対面車線の左端の横切る道路ぎりぎりにバイクを寄せて、信号が変わるが早いが、対面車両が突っ込んでくる前に
左折してしまう。
【自分は左の歩道に上がり、歩道を走ってアパートの敷地にエスケープすることが多いのだが】
この2つしかないのだ。 そもそもこんな位置に「支柱を立ててしまうベトナムなのだ」
どう見ても「車両通行には邪魔なのだ」 しかし自分はもうそんな事には「いちいち不満を持たなくなってしまった」
そう、ベトナムに慣れてしまったのだ。
日本人がベトナムの都会で「車やバイクを運転するのがなぜ難しいのか?」
最大の理由は「日本の常識が通用しないからである」(もちろん、交通ルールや異常に多いバイクの交通量にも
影響はされるが、速度が遅いのでそこは何とかなるのである)
他にも
*逆走車は当たり前。
*信号は「40%は守らない」
*優先車の「考え方は無し」(わき道から一時停止なしにバイクや車が出てくる)
*歩道上をバイクや車が走る
等々だ。 自分もベトナムで「長年バイクを運転しているが、一番難しかったのは」
★「日本の常識を捨てる事だった」つまり
・「信号や一方通行に関係なく、いつ何時どこからか車やバイクが出てくるかもしれない。」
という「ベトナム常識を、運転時にいつも考える事が一番難しかった。」
「日本人は前方が青ならば、基本横から車両は来ない」「まさか逆走してこないだろう」
と考えてはいけないのである。
在宅で疲れてふと外を見ていつもの交差点を見ながら、少し残っている「日本の常識でこんなことを考えた」
少しわかりずらいが、写真の右側から来ると直進車が「支柱」で見えず左折できない。
待っても直進車は「絶対に止まってくれない」仕方なく「信号待ちするときに
逆側車線の一番左端にバイクを止めて、信号が変わるが早いか、すぐに「左折する以外、ここでの左折は難しい」
後は直進車が来ようが強引にじりじり左折するしかないのである。(日本の常識が残っている人では
これらの方法は確実にできないと思う)
雑で申し訳ないが、こんな感じである。もちろん待っている間
左折車や右折車は入ってくるがそんなのは「お構いなし」で待つ。
そして、信号が変わったら「信号無視の左からの車両に気お付けながら左折するのである」
自分も何度も行ったが「警察は見て見ぬふりだった」こうでもしないと
一生左折できない。