土曜日に「散髪し」会社に行って仕事の段取りを行い
帰宅してから「一通りの家事(掃除洗濯片付け)」をこなした後、午後から「衣替え」を
行った。終わってみるとすでに16時近い、それなりに疲れて、その日の行動はそれで終わった。
翌朝、いつも通りに目覚めた。昨日やるべきことは行ったので「午前中は読書」をして過ごした。
天気予報では「今日な雨」だったが、外は曇りだった。朝食と昼食を兼ねて「昨日の豚汁の材料を使ってカレーを作って食した」
このカレーのおかげか? 以前のようにまたどこかへ「バイクツーリング」行きたくなり。ネット検索した。
以前行ったが「記憶に良く残っていない、ベトナムの有名な版画の街である【ドンホー村】」に行くことにした。
ネットで場所を確認し、google Mapで場所を確認した。13:00ごろ出発した。
38km 1時間程度の距離だ、ちょうどよい。
確か7-8年前に一度行ったことがある。グーグルの指示通りに走っているが?どうやらその時とは
違うルートのようだ。あの時は「田舎道をのんびりと走った記憶だが」?
今回のルートは「高速道路に近いような道も多く、市街地を使ってのルートのようだ」
自分はこのような道は好きでない。ベトナムツーリングするなら「ルートは遠くてもベトナムの田舎を
走るルート」が良い。 そうも言ってられず、ルート通りの道で近くまで来た。前の時もそうだったが
非常にわかりづらいのだ。結局「第一村人」に聞くことにした。今どきの若者だったが
親切に教えて頂いた。ずれが500mくらいあった。 近くまで来ると、以前来た時には無かった
「ドンホー村のモニュメント」のようなものが立っていた。もっと驚いたのはその近くに
以前は無かった「寺院」のようなものもできていた。しかし日曜の午後にもかかわらず、
あたりはひっそりとしていた。近くの田んぼでは「すでに田植えが始まっており、日曜の午後一家総出で
田植えに精を出している光景が見られた」これこそ自分が望んが「ベトナムの田舎の風景だった」
幸い「ドンホー版画を一番熱心に制作しているお宅への道順が記されていた」たどり着くと
門の中で「主人が手招きしてくれた」・・バイクを乗り入れ駐車すると、庭が展示場のようになっており
その一角で製作場所もあった。(以前来た時は、室内で制作をしていたが?)あの頃よりも
「観光化を少しだけしたようだ」 ご主人(製作者ではないようだ)テラスでお茶を飲みながら
自分が少しベトナム語が解ると知って「ドンホー版画の解説をしてくれた」
残念ながら30%ぐらい理解して、家を案内された。、、そうしていると「ベトナム人の団体客」が
来た。そちらに接客が行き、自分はゆっくりと見学することが出来た。
何か作品を購入したかったが、団体客で忙しく、そういう雰囲気でもなく、失礼することにした。
一応は有名な「ベトナムのドンホー版画」だが、最近は衰退の一途だそうだ。
この家でも「後継者は見当たらず」高齢の女性が一人「伝統を守っている」
交通の便も悪く、ハノイから来ようとすると「タクシーをチャーターしてくる以外は方法が無い」
バスも無い。そんなことも有り「ベトナム人の社員でも一人もここへ来た者はいないということだった」
もちろん日本の観光ツアーでもほとんど見ないし、日本人にもあったことも無い。
少し走って「モニュメントのところへ来た」近くの「寺院風」な所にも入ってみたが「誰もいなかった」
さて帰りはどのようなコースで帰ろうか?記憶をたどり、少し距離は長いが「田舎道の川沿いの道を選んだ」
帰路についてからほとんど人はいなかった。昔と同じであろう「ベトナム田園風景が広がっていた」
ところどころ未舗装のでこぼこ道があり、危うくコントロールを失いかけたが・・・
何とか切り抜けた。何か巨大な建造物が見えてきた。ここがどこなのかもわからないが
川沿いを走っていたのでそれが橋であることは想像できたが? 予想を覆す大きさだった。
そこも通り過ぎ、少しだけ街になってきた。おそらく行きとは全く異なるところへ出てくるだろうと走っていると
突然「よく見るシルエット」にぶつかった「ニャッタン橋」である。予想とは少し違ったが、もうここまでくれば
自分のテリトリーである。飛ばされそうなほどの橋の上の強風を耐えて「ハノイ市街地に入った」
ハノイに入るとすぐに「天気予報の雨が降り始めた」小雨だったので「雨具は付けずにそのまま走った」
中心街まで来ると雨は止んだ。家に帰ろうと思ったが「5歳友人宅で扇風機」を頼まれていたことを思い出した。
帰り道に「メディアマート(ベトナムのヤマダ電機のような店)」」があったのを思い出し、立ち寄り
「カンガルー」と言うメーカの扇風機を購入し自宅へ戻った。
時計を見ると午後5時前 、4時間足らずのツーリングだった。ハノイ近郊に行くにもだんだん道が
都会風になってしまってきた。11年前ベトナムに来て「旅行に行く余裕もなく、週末になると一人、あるいは
そのころの社員と一緒にベトナムの田舎にツーリングに行っていたころが懐かしい」あの頃はどこにでも
ベトナムの田舎の風景が見られたものだが。
帰宅し「インスタントコーヒー」を飲みながら「そんなことを考えた」
前回来た時には無かった ドンホー村のモニュメント、行くならばこれがドンホー村の目印になるだろう
これが村で一番大規模に「ドンホー版画を守っているお宅兼工房兼展示場」である。
ハノイから40kmほど、川沿いの堤防下の小さな村の奥まったところにある「ドンホー版画拠点」である。
ハノイのお土産屋さんで見たことがある人もいると思う。これが「ドンホー版画」である。
ベトナムでは「伝統工芸」の一つで「国としても保護に取り組んでいる」
門をくぐって中に入ると床材の張ってる広い庭があり、その一角に「工房兼展示室がある」
その他にも「展示棟1つ」「版画の数多くの刷り版(木製の板)が展示されている棟」もあった。
これがその内部。作品が展示されている。ドンホー版画の説明などもあったが、ベトナム語だった。
展示物の値段を聞くと「普通に即答していたので」販売も行っているのだろう。
ここが「工房」になるのだろうか?1つの絵を仕上げるのにいくつかの木版を使い
版画を仕上げていく。この女性が「日本で言えば人間国宝」のような人物のようだ。
実は7-8年前自分一人でここに来た時に、お茶を出してくれたり、色々説明してくれたのは
間違いなく「この女性だった」年もあまりとっていないような感じだった。
これがその人物「グエン ティー オアイン」さんである。
他の写真を見ると「ベトナム首相も含め各国の要人との写真がたくさんあった」
そのレベルから見ると「日本で言えば文化勲章をもらったり、人間国宝」のレベルじゃないかと思う。
帰路の川沿いの道で「突然現れた巨大建造物」橋なんだろうが???
シルエットが「大仰だ」この川には「大きな船が砂の運搬のため上り下り」している。
ハノイの周りを流れる「ホン川」の支流に当たる「ドゥオン川」である。
この先で一度この川を渡った、そしてその道がノイバイ空港からハノイ市内に入るニャッタン橋に続く
高速道路に合流するのである。