最近ベトナムでの「ワークパーミット」をとるのが「難しい」と言う話を聞く。
自分も10年以上前にこの「ワークパーミット」をとるのは大変だった。何のコネもリレーションもなく
まともにとるためには「自分はベトナムに無い、あるいはそれより優れた技術を持っており、それをいかに
ベトナムのために役立てられるかをレポートにして、ようやく取得したことを思い出す」つまり、最近よくあった
「人材派遣会社が、新卒でベトナムで働く?」などと人材を募集していた時期があったが、本来はこんな人材は
ベトナムでは働けないのだ、何を「ベトナムに提供できるのか?」と言う話である。ベトナムも最近「不況」になりつつある。
国内の人材さえまかなえないのに「それを脅かす海外人材など、来させるわけにはいかなくなっている」当たり前のことである。
すこぶる当たり前のことで「今まで上場企業さえもWP取得のためにやっていた、大学卒業証明書の偽造、職歴証明書の偽造」
などが「厳しく精査され始めた」ということである。普通の事である。
ベトナムも同じだ「ベトナム人で日本で例えば技術者として働くには、4年制大学卒、職業と関連のある大学卒」が最低条件だ
しかしつい4,5年前には日本と同じく「卒業証明書の偽造」「職歴証明書の偽造」がまかり通り、多くの「正規資格を持たない
人材が日本に渡った」 弊社の退職者も数名が「この偽造手段」で日本に「出稼ぎに行った」
逆に「法律を順守するものは行きたくても行けずベトナムで頑張るしかなかった」こんな状況はもちろん間違っている。
それが最近は「普通になってきたということなのだ」 弊社をやめて「偽造手段」で日本に「行った者」も
既に大多数が「ベトナムに帰国した」結局はお金だけが目的の「出稼ぎだからである」そして「資格も無いのにベトナムで働いていた日本人」も
これからは「WP取得は難しいだろう」 繰り返すが「当たり前である」
日本もベトナムも「深く反省すべきである、こんなざるのような管理の元、やったもん勝ちで利益を得るものを
放置した罪は重い」まじめにベトナムで働き、弊社のように手間とお金をかけて「法律順守し、90日を限度に何人もの社員を
送り出した」会社が馬鹿を見ないように「両政府はやるべきことはちゃんと管理して欲しいものである」
そして「4年制大学出ていないとビザもとれない日本の法律も見直すべき内容が山ほどあると感じる」要は
「その人材が本当に行った国でその国のためになるのかどうかの判断をできる法律」を整備しない限り
「実力はあっても不完全な法律のために渡航できず日越のためにならない事象が多すぎる」ということである。
「お金のために行くのが悪いのではない」・・・「真意その国のためになる人材かどうかを判断する手段が貧弱すぎる」
ということだ。そして「決めたら、ちゃんとそれを守る体制を日越の政府がちゃんとしなければ、結局は
不正による得をするものを助長することになりかねない」 そういうことが多すぎる。
日越政府よ、もっと仕事をしなさい。税金で食っているのだから。