以前このブログでも紹介したことのある「黒木清次文学碑祭り」(小林市文化連盟主催)が20日、宮崎県小林市須木の文学碑前広場で開かれ、出席してきました。
黒木さんは多くの小説、詩作品を発表、同人誌「龍舌蘭」を主宰するなど宮崎県の文学界を牽引してきた人。小林市須木出身の先輩文学者を顕彰しようと毎年のように開かれてきた行事です。
同日は市内外から6、70人が出席。詩作品「朝の鶴」が刻まれた文学碑の前で式があり、挨拶や献花、「朝の鶴」の朗読、フルートと電子ピアノ演奏などと続きました。また、市内小中学生を対象にあらかじめ詩作品の募集が行われ、同日は入賞、入選作品の表彰、子どもたちの朗読も行われました。
宮崎県内でも貴重な文化行事ですが、この日の式の中で、「式典は今回が最後になる」という話があり、残念に思います。子どもたちの詩作品募集は続けていきたいそうですが、郷土の優れた文学者を今後も顕彰していく方法をなんとか見いだしていってほしいと希望します。これまでの文化連盟、市教委など関係者の地道の努力に感謝しつつ。
黒木清次文学碑祭り式典(献花)