南のまち、と森の端

南九州の一隅からちょっとした日常の出来事や思いを綴ります。

日南海岸路線バスの旅

2018-10-30 13:53:49 | 旅行

2日目は午前9時半前、JR日南線・志布志駅から普通列車で油津駅まで。志布志駅までは宿泊した大黒リゾートホテルのマイクロバスが送ってくれました。
10時半過ぎには油津駅に到着。この油津駅は広島東洋カープの冬期キャンプ地に近く、カープを応援しようと今年2月に真っ赤な駅舎に改装、愛称「カープ油津駅」となっています。今日の日本シリーズ、結果が楽しみです。
このまま宮崎駅まで帰ることも考えましたが、せっかくだからと油津駅前から路線バスに乗り、のんびりと宮崎へ。1つには、この上ない日本晴れだけに、海のうつくしさをじっくり堪能したいという思いがあったからでした。
実際この日はちょっと波が高かったものの、空と海の青が混然としてうっとりするほどの美しさでした。鵜戸神宮、道の駅フェニックス、青島など観光地に停車しながらの約2時間の旅。平日なので乗客も少ないのではと思っていたのですが、10人ほどは乗っていて、途中、サンメッセ日南停留所からは中国からの団体さんが乗り込んでほぼ満席になりにぎやかでした。
日南海岸といえば、かつては新婚旅行のメッカとして大にぎわいでした。そのころのことを知っているので、観光バスをほとんど見かけなかったり、少し寂しい気にはなりましたが、その分、雄大な自然をゆったりと満喫できるので、今の方が好きかも、思ったことでした。

真っ赤なカープ油津駅

日南海岸を走るバス車内

車窓から(道の駅フェニックスで)

 

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初めての特急「海幸山幸」号

2018-10-29 19:40:08 | 旅行

もう10年ほど前から運行されているのに、まだ乗ったことがなかったJR日南線の観光特急「海幸山幸」に10月28日、初めて乗ることができました。
宮崎駅から日南海岸を南下して南郷駅まで約1時間半の旅。木質感を生かした明るい車内を見回しているうちに出発し、子供の国、青島、飫肥、日南、油津と明るい海を眺めながらの旅。線路の事情があるのかかなり揺れるが、客室乗務員のお嬢さんが車内での記念撮影のシャッターを押してくれたり、海幸山幸の神話をもとにした紙芝居のサービスがあったりで、あっという間に南郷駅に到着。
道の駅なんごうや港の駅めいつ、日南市油津の堀川運河、同市飫肥などを巡る人が多いらしいが、私はカツオ炙り重、かつおめし、伊勢エビなど新鮮な魚を食べさせてくれる港の駅へ。だが、レストランは満員。1時間以上待ったがあきらめて再び南郷駅に行き、ここから志布志方面に行き、この日は志布志湾大黒リゾートホテルに1泊しました。
このホテルに泊まるのも初めてでしたが、9階の部屋からはうっとりするような日没の風景が眺められて幸せでした。夕食は最大の目的だった伊勢エビをメインにした料理。おつくりから黄金焼き、味噌汁まで最高のおいしさでした。まぁ年に一度ぐらいは贅沢をしてもいいのではと自身に言いきかせながら食べました。

宮崎駅出発前の海幸山幸

 

「海幸山幸」の車窓から眺めた日南海岸の美しい海

 

ホテルのベランダからの沈む夕陽

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大根など順調に成長

2018-10-23 11:56:42 | 園芸

持病があるため注意していたのですが、このところの朝晩の冷え込みで先週の土曜から風邪をひいてしまい、苦しい思いをしました。そうはいいながら、畑に行ってみると、大根や菜花、シュンギクなど順調に大きくなっていて、こちらも元気をもらえます。
まだブルーベリー畑の整備が手つかずで、これからニンジン、菜花の間引き、タマネギ植えやソラマメ、エンドウ、麦蒔きのための準備などの作業が控えているので、少し頑張ねばと思っているところです。

早朝、目が覚めると家の周りは霧に包まれていました。これからの季節、湧水町では霧が多く、幻想的な雰囲気の日が多くなります。盆地である点、川内川(せんだいがわ)が流れていることなどが理由と思われます。魚野峠からの雲海の眺めは素晴らしいと聞いてはいるのですが、霧の中の車の運転は自信がないのでいまだに見ていません。
霧の中に身をゆだねていると、波多野睦美さん(メゾソプラノ)のCDで聴いた「霧と話した」(中田喜直作曲)の美しいメロディーを思い出します。

 

もう食べられそうシュンギク

 

順調に成長する大根

 

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2つのコンサートを聴く

2018-10-13 22:18:55 | 芸術文化

珍しく連日コンサートを聴く機会に恵まれました。
1つは、10月12日夜、宮崎市のイエス・キリスト宮崎福音教会で開かれた「きりんコンサート 『愛が消えるということ 生きるということ』」。
きりんさんは宮崎市を拠点に東日本大震災直後から陸前高田市などで支援活動を続ける音楽家で、自ら作曲をし、歌い、シンセサイザー・ピアノを演奏し、演奏活動など幅広い活動を続けています。音楽の持つ力を信じ、命や出会いの大切さを訴え、「被災地を忘れないでいること、ずっとそっと寄り添うこと」「自分にできることをやっていきたい」というきりんさんの活動は、東日本大震災の風化が徐々に進む今、私たちに何が大切なのか再確認を促す貴重な機会を与えてくれているのではないでしょうか。
また、福祉関係への活動などのほか、熊本県益城町、大分県日田市、広島県呉市安浦町でも支援活動も行っています。
この日は、被災した町の風景や被災者が経験した文章などの映像とともに、きりんさん作曲の歌や「祈り」「シャボン玉とんだ」など、聴く人を包み込むような澄んだやさしい歌声が会場に響き、また、田中祥歩さんのチェロでモーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」ほかの演奏(ピアノ・きりんさん)がありました。

もう一つのコンサートは、同13日、宮崎市のメディキット県民文化センター・イベントホールて開かれた「プレクトラム マンドリン アンサンブル 第25回定期演奏会」。結成30年という節目の定演です。
指揮・肥後正文さん。プログラムは3部構成で「日本の歌」「ポピュラー・セレクション」と「マンドリンオリジナル曲」。この3部はジュゼッペ・ブランツォーリ「独創的綺想曲『熱情』」、ジョゼフ・ネスヴァドバ「ローレライ・パラフレーズ」、武藤理恵「PARADISO」。これら彩り豊かな曲をリリカルに、そして軽快にマンドリン音楽の楽しさを伝えていました。
一口に30年といってもその継続には大変なエネルギーが要るものですが、音楽に真摯に向き合っているこのアンサンブル、さらに次に向かって力強く歩んでほしいと思います。最後に、災害で亡くなった人たちへの鎮魂の思いを込めてカッチーニ「アヴェ・マリア」を演奏していました。

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出そろったラッキョウ

2018-10-11 11:03:40 | 園芸


かな森の中からときおりシカの声が聞こえます。求愛の声なのかもしれません。イノシシとともに近年は数が増えているのか、人里にまで出てきて農作物を食べるので、あちこちにネットのしし垣を見かけます。
湧水町の畑では、9月中旬に種球を植えたニンニク、ラッキョウ、センモト(ワケギ)も芽が出そろい、センモトはもうひと月もすると小ネギとして食べられそう。ラッキョウは15センチほどに伸びて順調。キーキーとモズも鳴いて、季節の移ろいを実感しています。
来週は菜花の間引きと移植、今年最後の土手の草刈りを予定しています。

 
順調に育つラッキョウ

 

MUGIZOの一句
尾動かし猛る高音の百舌孤独                                                     

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