湧水町の畑ではもうすぐ秋、冬野菜づくりの準備に入りますが、季節も着実に秋に向かっています。セミもヒグラシが鳴くと思ったら、もうツクツクボウシが大きな声をあげています。
この畑で先日、土器と思われる素焼きのカケラを発見しました。畑作業中に小石を発見したらその都度拾い、畑脇の1個所に集めています。その中にこの土器片を見つけたので、いつ出土したのかははっきりしないのですが。3センチ×5センチほどの大きさ。2、、3年前、近くで古墳時代の住居跡が発見、調査されたことがあり、ここら一帯が古代人の生活圏だったことがうかがえます。
当時も霧島の噴火や降灰があっただろうし、ここに住んだ人たちはいわゆる熊襲の人たちだったのだろうかとか、いろいろ想像をめぐらすと壮大なロマンを感じます。
土器片は指で押して模様を付けたような跡もあり、当時の人たちの日常生活の様子も伝わってくるようです。ただ、学術的にはそう価値はないと思うので大事に保管したいと思っています。
畑で見つかった土器片