キュウリ、ナスなどの夏野菜がやっと安くなってきましたね。特にそうめん、冷や奴、冷や汁などに用いる青ジソ、ミョウガ、新ショウガなど薬味に使う野菜は夏には欠かせないもの。その中で毎年プランターに種をまく青ジソですが、どういうわけか今年に限って芽が出ません。いつもなら種をまかなくても必ず4、5本どこかの鉢に生えてきて、立派に育つのに。
というわけで近くの園芸店に行きましたが、1本の苗もありません。そこで親しくしている喫茶店のマスターに相談したところ、「我が家の菜園にはたくさん芽が出ているので差し上げます」とのこと。翌日の早朝、わざわざ畑に出かけ、掘ってきてくれました。植えたのは5本。翌日には雨が降り、完全に定着してくれました。
どこの菜園にも必ずといっていいほど在る青ジソですが、人の心が入っている苗はとても貴重です。植えて10日ほど経ち、みるみる葉が大きくなり、もう食べられます。明日は暑そうだから素麺に、次は宮崎名物の冷や汁に入れようか、と頭を巡らせています。少しは食欲が出てきたようです。
プランターに植えた青ジソ