「仲矢勝好と宮崎交通制作室の仕事」という展覧会を鑑賞しました。(11月10日まで宮崎県高鍋町美術館。主催・同美術館、同町、同町教委)
仲矢さん(1927-1992年)は新婚旅行ブームで賑わった宮崎交通で長く広告デザイン、イベントポスターなどを制作、宮交シティに大きな壁画「ガリヴァー旅行記」を描いたアーティストとして広く親しまれています。一方でアトリエでの油絵制作を積極的に続けてきた人。
会場には「能」のシリーズなど大作を中心にしゃれた感じの小品まで多彩に展示されています。特に大作は幻想的な仲矢さんの世界が緻密に描かれ格調を漂わせています。また、回廊には宮交制作室で作られたポスターやバス広告、図案など多くの作品が展示されてます。いまだに色あせていないしゃれた感じの作品は魅力。
一貫して宮崎に関わり、エネルギッシュに時代を駆け抜けた一人の作家の全貌は見応えがあります。
仲矢勝好と宮崎交通制作室の仕事会場