南のまち、と森の端

南九州の一隅からちょっとした日常の出来事や思いを綴ります。

椋鳩十氏の色紙

2021-08-17 16:18:17 | 芸術文化

本棚の一角に児童文学の椋鳩十氏の色紙が1枚飾ってあります。毎日のように眺めていますが、ふと椋氏のやさしい顔の表情を思い出しました。
「活字の林をさまよい思考の泉のほとりにたゝずむ」。たぶん印刷された複製品とは思いますが、もう何年前か忘れたものの鹿児島県立図書館長時代に本人から直接いただいた色紙なのです。やさしそうな顔といかにも文学者らしい落ち着いた雰囲気の先生、といった印象だけは今でもはっきり覚えています。
この文字が刻まれた文学碑祭が鹿児島県牧園町にあるとのこと、また姶良市には椋鳩十文学記念館があり、1度行ってみたいと思っています。「大造じいさんとガン」など湧水町にちなんだ作品もあるし。

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南国のリンゴなど

2021-08-16 21:21:46 | 日記

16日は珍しく宅配便が2件届きました。それも両方とも果物。1つはえびの市の知人から送られてきたリンゴとヘチマで、もう1つの荷物は神奈川県の親類からのモモでした。
リンゴはれっきとした宮崎県産。えびの高原近くの生駒高原にあるリンゴ園で栽培されたものです。南国のリンゴ、とてもフレッシュで美味。
ヘチマは沖縄でよく食べられていますが、わが家の好物の1つ。まだ比較的小さな実を使い、豚肉とともに味噌炒めした料理は逸品で、みそ汁の具にしてもおいしいです。その知人がわが家になったものを毎年のように送ってくれます。
モモは長野県産のものを送ってくれました。大きなモモで、とてもおいしそう。ありがたいことです。早速仏壇にお供えして、リンゴとともに今夜からでも1つずついただこうと思っています。

送られてきたリンゴやモモ、ヘチマ

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サルスベリの夏

2021-08-10 14:06:33 | 園芸

宮崎市のわが家の狭い通路や裏庭には所狭しと木や草花が植わっています。台風9号の影響で少し荒れたのできれいにしようと裏庭のブッシュになっている所に目をやると、ピンクのサルスベリが美しさを主張していました。もともと湧水町の畑に植えていたのを昨年春に移植したものですが、木々の陰に隠れてすっかり忘れていました。
サルスベリといえば長く咲く夏の花として好きですが、この花のピンクの色合いが気にいって10年ほどまえに買い求めたのでした。
コロナ、オリンピックなど今年は特に落ち着かない夏ですが、いつの間にか立秋も過ぎ、河川敷では赤とんぼが見られるなど着実に季節が動いています。そんな中でサルスベリの花はなぜか心を和ませてくれます。

きれいなサルスベリのピンク

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レーピン&諏訪内晶子

2021-08-09 17:22:23 | 芸術文化

第26回宮崎国際音楽祭(宮崎県、県立芸術劇場など主催)の、8日に開かれた演奏会2「レーピン&諏訪内晶子」響きあう音、そして祈り、に出かけました。演奏会1のピアソラに続いて、私にとって久方ぶりの一流アーチストによる本格的コンサート。その豊かな音の世界に浸りました。
ヴァイオリニストのワディム・レーピン、諏訪内晶子氏と、梅田俊明指揮、同音楽祭管弦楽団によるプロコフィエフ「2つのヴァイオリンのためのソナタハ長調」、バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調」、プロコフィエフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」「同2番」。宮崎ではめったに聴けないプロコフィエフ中心のプログラム。豊かで重厚、存在感のある2人のヴァイオリンの音が会場いっぱいに響き,充実したコンサートでした。バッハの協奏曲はかってアイザック・スターン、ボリス・ベルキン氏が演奏した曲で感慨深く聴きました。
 9日はレーピン氏とバレリーナで夫人のスヴェトラーナ・ザハロワ氏の共演のステージも開かれました。

音楽祭の看板が掲げられた入口

 

 

 

 

 

 

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やはり生演奏

2021-08-01 20:44:56 | 芸術文化

楽しみにしていた第26回宮崎国際音楽祭(宮崎県、県立芸術劇場など主催)が始まりました。昨年は中止だったため2年ぶりの開催。まだコロナ感染の心配もあり今回はいくつもある演奏会のうち聴きたい3ステージのみチケットを買いましたが、個人的にもほんとうに久しぶりのコンサートで、わくわくしながら出かけました。
7月31日、メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)で開かれた演奏会【1】エクスペリメンタル・コンサート「ピアソラの風景」~タンゴmeets クラシック」。ピアニストで作曲家の野平一郎氏が毎回監修(演奏)し現代音楽を取り上げてきたコンサートで、今生誕生誕100年にあたりピアソラに焦点をあてました。
野平氏をはじめバンドネオンの三浦一馬、ヴァイオリンの漆原啓子、川田知子、ヴィオラ・篠﨑友美、チェロ・古川展生、ピアノ・高橋優介の各氏が出演。地元のアナウンサー・薗田潤子氏の司会でピアソラの生涯をたどりました。曲はピアソラの代表曲とも言える「リベルタンゴ」「アディオス・ノニーノ」「ブエノスアイレスの冬」などのほか,ピアソラゆかりのヒナステラ、ブーランジェ、コープランドの曲などを重厚に演奏。憂いを含んだピアソラ独特の音楽世界が広がりました。
クラシック音楽はCDなどで毎日のように聴いていまずが、演奏家たちの息づかいまで聞こえそうな、どきどきするような緊迫感のなかで聴く生演奏はやはり最高。幸せを感じながら帰途につきました。
同音楽祭は徳永二男氏を音楽監督に、ワディム・レーピン、諏訪内晶子、三浦文彰、辻井伸行氏らが出演して8月15日まで同センターを中心に開催されています。

開場後のロビーの一角

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