南のまち、と森の端

南九州の一隅からちょっとした日常の出来事や思いを綴ります。

もう春キャベツ

2018-02-28 06:34:01 | 園芸

まだ少し早いかな、と思ったのですが、春キャベツを3個ほど初収穫しました。ヒヨドリがキャベツの上に乗って啄んでいるのを目撃したので、「もう食べ頃かも」と思って。作業をしている間、ヒヨドリは近くの電線にとまってこちらをうかがっている様子。今の季節、えさが足りないんだな、と思ったことでした。
形はまだ小さいのですが、このキャベツ早速鍋ものに入れていただきました。柔らかくて甘くて「こんなにおいしかったか」と思うくらいでした。昨年9月に種をまいて育てたものだけに愛着もひとしおです。
近くの菜花を見ると、相変わらずミツバチが花の間を渡ってうるさいくらい羽音をたてています。ブルーベリーをのぞくと、いつの間にか蕾みを大きく膨らませて「もう春」と言っているようです。
この日27日は晴天。霧島山が春がすみがかかっています。来週あたりからジャガイモ植えの準備を始めねば、と思っているところです。

 初収穫のキャベツ

 ふくらんだブルーベリーの蕾

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3週間ぶりの畑

2018-02-19 21:39:16 | 園芸

インフルエンザの罹患や、胃・大腸の内視鏡検査、持病の治療などが続いてほぼ3週間ぶりに湧水町で畑作業を行いました。
南九州の19日は雨でしたが、18日の日曜日は抜けるような青い空に霧島の山々が悠然と横たわり、このところの寒さに比べると驚くような穏やかに日でした。韓国岳山頂の雪も溶けて、吉松地区ではカラフルなパラグライダーがゆうゆうと空を舞っていました。
ニンニクやラッキョウの草とりを行い、ニンジンの残りすべてを収穫。菜の花は主につぼみのうちに収穫しますが、畑に行ってみると、もうだいぶ花が咲いていて、みつばちがブンブンと羽音を立てています。まだつぼみのものを両手で持つほど収穫し、近くの2人にもおすそわけ。土中にいけておいたダイコンを掘った後の穴に、野菜の残滓や雑草を放り込み、その上を土で埋めました。
敷き藁用に蒔いている小麦も10センチほどに成長、この日は麦踏みをしました。ブルーベリーの木を見ると、もう花芽がずいぶん大きくなっていました。畑の近くでは野焼き(畔焼き)の煙が上って、もう春の雰囲気でした。

踏みしめた後の麦

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至福のとき クァルテット・エクセルシオ

2018-02-07 16:48:40 | 芸術文化

クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」1月号の中でクァルテット・エクセルシオのメンバーにインタビューした記事で「日本が誇る常設弦楽四重奏団」という表現で紹介していて、とてもうれしくなりました。そうなんです。エクは、わが国のクァルテットの代表格といっていいほど、その存在感は大きなものがあると思っています。
私事、昨年は病いを得たこともあって、宮崎国際音楽祭、霧島国際音楽祭ほかほとんどのコンサートをパスしてしまい、かろうじて12月に宮崎市で開かれたサロンコンサート・森岡奈留子さんのクラヴサン「フランスの宮廷音楽」を聴きに行った程度でした(これがまたすばらしかった)。
CDはよく聴きました。その中でもお気に入りはエクのベートーヴェン「ラズモフスキー」全3曲(2枚組)や、同じく「ラズモフスキー」第3番とシューベルト「死と乙女」が入った1枚、石川静さんらのクーベリック・トリオのチャイコフスキー「ピアノ三重奏曲イ短調〈偉大な芸術家の思い出に〉」、またブラームスやベートーヴェンのヴァイオリンソナタなどです。
エクのメンバーはヴァイオリンの西野ゆか、山田百子、ヴィオラの吉田有紀子、チェロの大友肇のみなさん。常設の弦楽四重奏団としてエネルギッシュに公演を行い、アウトリーチ活動にも積極的に取り組んでいます。古典から現代曲まで幅広い演奏を行っていますが、東京など3都市で続ける定演では中心にベートーヴェンの曲を据え、メンバーの全身全霊でのクァルテットへの取り組みは鬼気迫るものも感じます。この「ラズモフスキー」全3曲はそういう意味でも注目に価する1枚だと思っています。
うまく表現できないのだけれど、イメージのぎゅつと締まった、研ぎ澄まされ精神性の高い演奏、シャープで繊細、それでいて強靱。真に迫ったクァルテットの妙が味わえます。
ベートーヴェンの曲のほか、宮崎公演でかつて聴き、私にとって思い入れのあるシューベルト「死の乙女」も秀逸と言っていいでしょう。
エクは、これからさらに円熟味が加わって、もっともっと注目されるのではないか、と思われます。
クーベリック・トリオについてはまた別の機会に。

 

 

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ついにインフルエンザ

2018-02-05 16:55:02 | 日記

予防接種もしたし自分はかからないだろうとたかをくくっていたインフルエンザに、ついに人生で初めて罹患してしまいました。まぁ10人に1人の割合でA型かB型かいずれかにかかっている現状からすれば、当然なのかもしれないですけど。
自分は慢性腎臓病をもっているだけに、風邪やインフルエンザには罹患しないように、とできるだけ人混みを避け、うがい、手洗い、マスクかけを励行してきたつもりなのですが、それでもかかるというのは、やはり爆発的に流行っているということでしょう。鹿児島、宮崎は全国でも1位、2位ということです。
「どうもB型のインフルエンザらしいですよ」と近くのかかりつけのお医者さんから言われたのが、1月29日。せきが少々、少しのどが痛い程度で熱は36度台の平熱。まさかと思ったのですが、内科医院別室は常に2、3人の患者がいて看護師さんたちもバタバタの様子。というわけでタミフルなどの薬を処方してもらい、以後念のため2月5日まで全く外出もせずにじっとしていました。
結局熱は1月30、31日に38度台まで上がったがてすが、以後は下がって、思っていたよりずっと軽く、腎臓への負担もなかったようで、ほっとしています。いい経験をしたと思っています。
まだかかっていない方、予防措置はしすぎるということはありません。十分に気をつけてください。

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「すばらしき映画音楽たち」

2018-02-01 12:58:36 | 芸術文化

「すばらしき映画音楽たち」という映画作品を宮崎キネマ館で観ました。上映最終日の1月19日で、もうちょっと前になりますが、印象に残った作品なので書いておきます。
ハリウッド映画を彩るさまざまな作品、そしてそこにあるすばらしい音楽。マット・シュレーダー監督が、名曲誕生時のエピソード、収録風景など映画音楽にスポットを当てたドキュメンタリー作品です。
ここに登場する映画作品は「未知との遭遇」「E.T.」「ジョーズ」「猿の惑星」「トランスフォーマー」「スター・ウォーズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ピンクパンサー」「ロッキー」など大ヒットした作品ばかり。ジョン・ウィリアムズ、ハンス・ジマー、ダニー・エルフマン、ブライアン・タイラーら名だたる作曲家たちが、メロディーやその成り立ちなどについてインタビューに応えたり、解説したりしていきます。
オーケストラや電子音楽など演奏スタイルの変遷にも触れ、あらためて納得したり、新鮮な思いがします。この作品を支えているのは何といっても監督自身の映画音楽への情熱、また作曲家ほかスタッフ関係者がいかに命がけで取り組んできたか、そういうものが一体となって盛り上げているようです。
ただ、テンポよく展開していくので、もう少し名曲たちを聴かせてくれればいいのに、と思うことでした。

ちょっと話はずれるかも知れないのですが、かつてのイタリア、フランス映画なども含めて長い映画の歴史の中で、音楽は切っては切れない存在であることは紛れもないこと。そこで、映画音楽ファンとして、ミュージカル映画とかのジャンル別、またクラシック音楽を効果的に使っている作品や、武満徹ほか日本映画の視点で、などいろいろなアプローチで迫っていく作品ができたらいいな、と思うのは私ひとりでしょうか。

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