南のまち、と森の端

南九州の一隅からちょっとした日常の出来事や思いを綴ります。

春よこい

2023-01-23 16:17:47 | 日記

寒い、とにかく寒い。連日、炬燵にエアコンと暖房をフルにかけ、ほとんど家の中で縮こまっています。プランターの野菜などはどんな状態だろうと、久しぶりに駐車場スペースに出てみると、プリムラが半分しおれかかっているし、花は冬咲きの菊が二輪咲いているだけ。野菜は元気で、菜の花が蕾をふくまらせいます。2、3本は今でも食べられますが、花を咲かせようか、思案中です。
隣の家との境にツバキを植えているのですが、久しぶりに眺めてみると、ピンクの大輪の花が今が盛りと咲いています。下にもう終わった花が落ちているので、だいぶ前から咲いているものと思われます。周囲に色彩のない今、心を和らげる貴重な花。めったに見てあげられなくてツバキに申し訳ない気持ちです。
花といえば、横浜に住む親類のMさんは、美しい花だよりを時折ラインの写真で送ってくれます。真冬というのに自ら育てたコチョウラン、スイセン、乙女ツバキ等々少しでも温かな心になってほしい、と。
Mさんはこの2年ほど、重いガンを患っているのにもかかわらず、前向きに闘病生活を続けています。ご主人も病をかかえていて、毎日のような通院など苦しい日常のなかで時折庭に出て花や木の手入れを続けたりしています。花や植物を育てるのは、みずからの生きがい、積極的に生きる、ピュアな心を保つ光のもとになっているように思われます。Mさんが最も好きなのは桜。この厳しい寒を乗り越えれば花の季節はもうすぐです。

宮崎の家の通路に咲くきれいなツバキの花

コメント (1)
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