南のまち、と森の端

南九州の一隅からちょっとした日常の出来事や思いを綴ります。

黒木清次文学碑祭に出席しました

2019-10-31 16:08:58 | 芸術文化

もう数日が経ってしまいましたが、10月27日、宮崎県小林市須木で開かれた「第29回黒木清次文学碑祭」に出席してきました。晴天に恵まれた文学碑前広場には小林市文化連盟、同市教委の人たち、文学、文化関係者、市内小中学生ら100人ほどの人が集まったでしょうか。

 黒木清次さん(1915-1988年)は、宮崎の文学活動の拠点だった同人誌「龍舌蘭」の創刊に加わり、戦後もずつと小説、詩の分野等で活躍、多くの作品を残しました。宮崎の文学の優れた先輩の一人。没後、故郷の小林市須木に詩「朝の鶴」を刻んだ詩碑が立てられ、毎年文学碑祭が開かれています。

 この文学碑祭の特徴は、なんといっても毎年市内小中学生に詩の募集を行い、H氏賞を受けた詩人、杉谷昭人さんが選を担当、入賞、優秀、入選作品を収めた冊子を作り、当日表彰されること。情緒豊かな後に続くような人が次々に育ってほしい、という趣旨です。

式では献花や、文化連盟、市、市教委、遺族あいさつ、「朝の鶴」の詩の朗読、フルートとエレクトーン演奏、子供たちの授賞式、作品朗読、杉谷さんの講評と続きました。 広場のすぐ下に景勝地の小野湖、ままこ滝があり、常に滝音が伴奏になり、秋のすがすがしい雰囲気に包まれた文学碑祭でした。

黒木清次文学碑祭で行われた詩作品授賞式

詩作品「朝の鶴」が刻まれた文学碑

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きれいなムラサキシキブの実

2019-10-21 13:14:38 | 園芸

ブルーベリー園の草刈り作業中に株に寄り添うようにムラサキシキブの小さな木を見つけました。近くにもう1本ありました。いつごろから生えていたのかわかりませんが、紫色の実をたくさんつけているので発見できました。

山の自生しているムラサキシキブの実を野鳥が食べて運んできたものだろうと思います。ごく小さな紫の実の、なんときれいでかわいらしいことでしょうか。赤い実は多いのですが、紫は珍しいと思います。いかにも日本的な植物と感じるこのムラサキシキブ、うまく掘ることができれば、来春にでも花壇に植えて育ててみようかとも思っています。

ムラサキシキブの実

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ニンジンの間引き

2019-10-19 15:22:20 | 園芸

畑では近くの森から珍しく鹿の声が聞かれました。来月には猟期に入るので鹿ものんびりできなくなりますね。久しぶりにトビが頭上を舞っていました。

ほぼ2週間ぶりの畑でしたが、予想以上に雑草が頑固に伸びていて大変でした。ブルーベリー園通路の草刈りなどに汗を流し、野菜はニンジンの間引きや草取りなどを行いました。ニンジンは15-20センチほどに伸びていました。ニンニク、センモト(ワケギ)も芽を出し、シュンギクも15センチほどに。順調だった大根、キャベツ、ハクサイは虫食いが目立ち、うまく育つかどうか、見守っている段階です。

間引き作業を行う前のニンジン

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あちこちで稲刈り

2019-10-17 18:59:17 | 地域

湧水町の畑の近くの田んぼからは軽快なコンバインの音が響き、稲刈りの真っ最中。今まで穂を重そうに垂らしていた稲も次々に刈られ、地面をあらわにした広い田んぼのスペースが現れて風もどっちに行っていいのか戸惑っている様子にも感じられます。もうすぐうまいヒノヒカリが食べられそうです。

畑の近くではいつの間にか白いソバの花が咲き、どこからともなくキンモクセイの香りも漂ってきます。赤い柿の実も目立っていて、今、秋の真ん中にいる感じ。空気も澄んで、霧島連山も秋の陽に美しく映えています。

 畑の隣の奥さんから柿をいただき、秋の味覚をおいしく食べました。

稲刈りが急ピッチで進む田んぼ(湧水町)

お隣りさんからいただいた柿の実

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映画「蜜蜂と遠雷」観ました

2019-10-06 19:46:33 | 地域

久しぶりに映画館に行きました。好きな音楽にちなんだ映画です。先に読んでいた恩田陸著「蜜蜂と遠雷」をもとに映画化した作品です。(MIKIさんのコメント、図星でした。公開を知って早速出かけました。)

もちろん小説と映画作品とではその表現方法が異なり、映画化された作品に少しがっかりさせられる例が多いような気がするのですが、この作品は映像、カメラワークが見事。周到、丁寧な作品作りがされていて、原作を読んでいない人にも違和感なく作品の意図が伝ってくると思いました。

 国際的なピアノコンクールを舞台に、4人の出場者たちの繊細な心の動き、音楽に対する思いなどを追いながら緊迫感のあるクライマックスへとつながっていきます。石川慶監督作品。キャストに内面表現がうまい松岡茉優、松坂桃李らを配し、実際に演奏する人に今話題の河村尚子、金子三勇士らに依頼、この映画のためにオリジナル曲「春の修羅」の作曲を実力派の藤倉大に委嘱するなど力を入れ、随所にショパン、ドビュッシーなどのピアノの名曲が挿入されていて楽しめます。

 映画館に行った日は一般の人たちにまだ公開の情報が十分に伝わっていなかったのか、空席も目立つような気がしました。良い映画なのにもったいないな、と思いました。

 

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