ボンタンアメの看板、鹿児島っぽい夜景。
「南国特産」の言葉、響くぜ。
えーと、歩く。
いい街だな、あったかいと何となくそう思っちゃう。
なんとなく路面電車に芝があって、街の構えもクラシックな気がする。
おおぐま座。ノスタルジーかつギャラクシー。
天文館って名前が、なんかいい。
聖闘士星矢好きとかにはいいし、館もの好きにもたまらないだろうし、『天文館の殺人』綾辻行人ってありそう。
ええと、探して入店。夜の鹿児島明るい。
『豚とろラーメン』有名店らしい。
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鹿児島ラーメン 豚とろ
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鹿児島市山之口町9-41
電話:099-222-5857
チャーシューは門外不出の秘伝の味付け
『おにぎりあたためますか』放映店。
至福の一杯だって。たのしみ。
席に着く、東南アジアっぽい方が接客。
人気ナンバー1「チャーシューメン」963円と、第1位「半熟煮卵入り豚とろラーメン」899円。
悩む。
っていうかどっちが1位?
えーい、チャーシューメンだ。
そしてビール、キンキンの冷え、かっちかち。
凍えそうな季節にどうだっていいから温めよう。
漬物取り放題。
桜島の蕪漬けだろうか。大根の漬物か?たくあんにしては薄切り。
のちに、この漬物が置いてあるのが鹿児島ラーメンっぽいって知る。
ラーメン来るまで、ちょい漬物食い。
蕪やら大根好き。
いい仕事している、歯ごたえの良さが口蓋の内部で響く。密室での完全食根だ。
うぉぉぉ、待つぜ。
荒ぶるテンション。
ドラクエ8のあれくらいテンション上がっている。
「豚とろラーメン」に!チャーシューメンに。
来た。
来た、割とすぐ。
いい茶色、ブタが溶け込んだアクアウィタエ。
上部の茶色いのは焦がしネギらしい。わかりやすい濁り。
わかりやすさはエキスの混濁。
実食。
ずるるる。あったまるぅ。
冬がいまはじけ飛んだ。
ブラのホックのように(謎のブッコミ)。
麺がよくからむ、スープの風味が酒締めによい。
(なかなかって感じ…博多ラーメンとの違いはよくわかってないが・・・)
ネットでちょっと見ると、
https://news.mynavi.jp/article/20130612-a069/
鹿児島ラーメンの特徴は
・博多とんこつラーメンの影響があるけれど、距離があって遠いから独自のアレンジをしている。
・大根の漬物が供されたり、お茶が急須で出る風習がある。
とのこと。高菜じゃないなそういえば。
高知のとんこつラーメン屋さんは高菜が置かれていたから、博多方面は高菜文化?
チャーシュー。
確かにとろりしている、おでんの破けたお餅くらいとろむ。
チャーシューが、魅力の塊。
豚とろが、溶けかけているんじゃないかという疑いをはさむかのような手ごたえのなさ。
けっこう食べやすい。
見た目だくだくのゴテゴテだったから重たいかと思ったけれどフェンシングの騎士みたいにステップが細かい。
濃い予兆を感じさせ、鶏かなんかで軽い後味にするなどのフェイントが入っている。
一食の中に細かいフェイントが3つ入っている、動きすべてがフェイントである。
一食の中のインパクトっていうのは実はそこまでであるが、濃いようで〆にも十分。
うん、こってりはしていない。
薩摩隼人の雰囲気とはちょっと違う。
癒される・・・とは違うけれど、ラーメンと闘うようなものとは違い、これで落ち着く。
スープもごくごく飲める。見た目に反して、二郎系みたいなギトギトイメージしていたのに、
完食、からの・・・
替え玉。
私の胃袋を通り抜けていった。
鹿児島、恐ろしい。
〆が恐ろしい。
軽く見えて意外と戻れないところまで行ってしまった。訳:お腹いっぱい。
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