ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

宵夜燈に行くことの6回目はお肉を重点的に。

2017年09月03日 12時30分03秒 | 広島・宵夜燈

もう、常連面ができるかもしれないお店。

『宵夜燈』に今日も行く。

ビールと突き出し系、青っぽい色でネイチャー感。

家や洋食屋さんではそんなにいただかない茎系なので、体が欲していた感じ。

(必要なものは、地味に見える・・・・・・・・)って偉い人か偉くないけれどコピーライターの人が言っていた。

 

 

 

さっぱりする、食べるとお腹がきれいになる感じがするベストオブ前菜。



今日はどうしようかなあ、普段の私は、お魚とおばんざいとあと何か気分で(ピザとか唐揚げとか)適当にというのが基本スタァイル。

 

でも今日は、ちょっとだけ、あとすこしだけ、一点豪華主義になってみよう。

 

「もずくかきあげ(480円)と、和牛のステーキ(1,800円)」

和っぽい店のステーキ。どきどき。


モズクのかき揚げ。

もっずくしている。

サンタクロースの髭を栄養たくさんにしたみたいな夢の味。

夢っていうか、酢の物しか知らないあのイメージからは魔球のような落差。

 

なんか編めそうな繊維感が、ころもでふにゅっとなっている。関節とやわらかい皮膚の関係に匹敵しそう。

シシトウ天ぷらはプレゼントのように付いていた。


突き出しと天ぷらでビールが空く。

なんて酒だっけ、忘れてしまった。

でも二秒で切り返して飲む。

風味の優し気な、春の呪いみたいに軽やかな味だったと記憶しています。

 

そして来たのは。

レア加減もてらてらしている、紅い朱い肉。

(くたーん系だ)

 

ぐいぐいと存在感を誇示しない、一瞬たやすく手折れるかのようでいて折れない、竹より柳みたいな肉だ。

竹より柳みたいな肉だ(大事かどうかわからないけれど2回書きました)。

 

タレというかソースは、茎わさびみたいな和風。

その相性は、「鬼に金棒」というよりも、もっと速度系。

「ウサイン・ボルトにスリップストリーム」くらいすわっと旨さが高速で来る。

 

もにゅん、ぴたーんと歯には優しく当たってくる肉。

(やや大き目の)ひと口でおさまる、これは放心、もしくは嘆息の出番かも。

「ほう」

 

 


この肉をだれにも誰とも分かち合うことなく独り占め、孤独のグルメなひとでよかった。

思わずピエロのように陽気になる、ピエロのように笑顔になる、ピエロのように赤い肉を。

 

 

完食。

 

3,500円近辺だったと思います。

 

 

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