ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

宵夜燈(じょうやとう)であなごしゃぶしゃぶなど〈中区吉島西〉

2016年04月27日 21時29分19秒 | 広島・宵夜燈

 

ふらふらと歩く。雨の中、傘の庇護の下、濡れる足元。

 

そこで見つけたお店は、

 

『広島おもてなし料理 宵夜燈』

 

住所:広島市中区吉島西1丁目28-5

電話:082-542-0230

営業時間

11:30-14:00(平日のみランチ)

17:30-22:00

日曜日お休み

 

 

ほほう、結構新しいお店みたい。

聞くと、2015年11月くらいにできた新店とのこと。

 

平日で空いていたので、カウンターでもテーブルでもどっちでもOKというお言葉をいただき、二人席に一人で座らせていただく。

 

 

お刺身お安いな。

600円前後だ。

 

ビールと、紋甲イカお刺身と、おばんざいから注文。

 

お通しが来る。

おお!ちょっとこのお通し雰囲気がいい。

「ナスの味噌田楽とお吸い物と〇〇(忘れました)です」

 

へえ、お通しでお吸い物って私初めて!

 

いただく。ずずず。

お、あっさりめだ。だし汁に近い。

 

雨に濡れた体にあったまる。

ナス田楽。

濃くない味付けなので、優しく食べやすい。

立ち上がりが良い。ピッチャーみたいな言い方をしてしまった。


そして来る、紋甲イカのお刺身。

なるほど量で言うと小さめ、薄切りだからでも切れ数は結構あるのだな。

 

 

 

あと大根千切りのツマじゃないんですね、なんだっけこれ、マロニー?ぽきんぽきんと食べていく。

 

くにゅんくにゅん。

粘りと旨みのあるかまぼこみたいなイメージ。

 

あっさりと粘るみたいな、ムシマルの中では新感覚。

 

高知ではもっとざっくり大きいのが出てくるのです。まあいいかこういうのもちびちび呑めて悪くないのかも。


 

次に来たのはおばんざいから、ごぼうとコンニャクと鶏肉、すじ煮込みのピリ辛版という感じだ。

ピリ辛っていうのとも違うかな。

 

じんわりとしてとろっとした滋味たれに奥から七味の風味。

汁から這い出た旨み辛みが舌の中で爪痕を残そうとしているみたい。


ちびちびとお酒に合うお味。

 

 

このころになってやっと気づいたのだが、

静かだ。

 

BGMが流れていない。

換気扇の回る音と、厨房っぽいところで料理を作っている音ばかりが響く。

この日はちょうどムシマル含め一人客ばかり。

(のんびり、というかまったりしてしまうな)

 

さて、

もうちょっと呑もう食べよう。

 

そうした時に、悩む。

お酒は決めたんです。

前に別のところでいただいて美味しかった『雨後の月』の特別純米酒がある。

 

それを(グラスでいただくのと迷ったが)一合頼むことに。

 

食べ物は、どうするか。

 

魚介というかイカはいただいて、

お肉もおばんざいで鶏をいただいて、

野菜もちょっと摂って、バランスは一応取れている。

つまりはどう転んでもいいかなーという気楽さ。

 

日本酒にするのだから、

日本酒に合う食べ物が良い、

 

広島名物ならなおよい。

そうだ広島名物だ。

 

あなごしゃぶしゃぶに、急速に魅かれていく。

「あなごしゃぶしゃぶを」

 

1,300円なら予算的にOK。

 

で先に日本酒。

ちびちび。

『雨後の月』飲み口は甘いのに、ぴりりとする。

 

『雨後の月』の瓶も参考に少し置いてくれる。

特別純米酒だそうだ。筆圧の高さと、雲間から月光が滲むような淡い文字に、月っぽさを感じる。


飲む容器もかっこいいな。


 

そしておとなう、あなごの瞬間。

 

お鍋みたいなものが来る。

「日本酒と出汁で作っています」との説明、

 

そしてこちらはアナゴと、ネギなど薬味野菜。

 

「白くなったら食べ頃ですよ」と食べ頃を指示いただく。

時間的には短い時間くゆらせるだけで大丈夫の様子。


つける、いただく。

 


白くなったなー、美白で有名な鈴木その子氏くらい白いように思われる。


ちょっとアナゴをポン酢だれで茶色く染めて(魚→白→茶色の順序)、

どれぱく。

 

ぎゅいんぎゅいん。

 

口の中でギターがかき鳴らされたかのような反響。

 

ぎゅっもきゅん。


どうやら体がポン酢を欲しがっていたようである。

いかんせん一人暮らしのムシマル、

自炊の努力もしているがあまりにも料理ストックが少なく、また持っている調味料のなかにもポン酢はない。


つまりポン酢のこの酸味のすっきりしたキュッとしたお味が久しぶりなのだ。

とってもおいしく感じる。


水菜にエノキを穴子に絡めてのポン酢つけてがぶん。


お酒がいくらでも進んでしまいます。

ノンストップ。


身のはしゃいで弾けるような若さが感じられる。

(これが、若さか・・・・)




ネギと穴子。


(あなごの弾力は目を見張るべきものがあるなー)

薬味をつけても味わいが深くなって良い。



お酒をおかわりしようかと思ったけれど、

風神さま(箸置き)が「今日はもういいじゃない」と言っているような気がする。

見えるような気がしたし、わかるような気がした。

もちろん、ナンセンスだ。


 

ウニと何かの湯葉や玉子焼きにも名残惜しい部分が存在するが、

今回はお会計。

 

3,000円くらい。

 

雨は小降りになっている。


「まだ雨が降っていますのでお気を付けください」お店の方が言ってくれている。

平気の平左。

 

 

 

 

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