2020年6月。
サイコロ好きにはたまらない鮨屋さん。
ただ、別にサイコロの目でビールジョッキがでかくなるとかのシステムはない。
(あんまり行ったことはないけれど、気に入ってる店の一つ)
シースー屋さんだから、気軽に行きづらいというのがひとつである。
コロナもあったしあるし、
久しぶり。
5年位ぶりなのか?
すごろく
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- 住所 高知県高知市はりまや町2-4-11
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- アクセス 土電『蓮池町通』電停から徒歩1分/『はりまや橋』電停から徒歩4分
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- 電話番号 088-884-4569
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- 営業時間
- 月、火、日、祝日、祝前日: 17:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30) 水: 11:00~13:30 17:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30) 金、土: 11:00~13:30 17:00~23:00 (料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 22:30)
※テイクアウト(昼)については水曜日・金曜日・土曜日となっております。夜は継続してテイクアウトも行っております♪
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- 定休日
- 木(※臨時休業有り。月曜・祝日。)
https://sushisugoroku.owst.jp/
入って、私はカウンター席に。カバンはカゴに。
門戸開放して、アルコール入り口においてコロナ対策。
さあ、どうしようかビール?
いやさ日本酒だ。
入り口ではテイクアウトも店内営業もやっているとある。
ここの白眉は、『ぬくいん』だ。
方言?訛りで、標準語で言うと「あったかいもの」の意味。
あった、ぬっくいタマゴのお寿司。これは食べる、3個でいいか。
明太子。ツナマヨ、ホタテ天で。
日本酒は豊の梅だ。
まずは優しい日本酒を。
突き出しと一緒に来る、ちょっとまけまけしている日本酒。
親子丼の一部みたいなタマゴで玉ねぎとダシを綴じたものが来る。
思わず親子丼がメニューにないか探すような、伝統ある味わい。
俺、この店に親子丼ができたら食べるんだ。
くだ以外何でも巻いてくださるという店主のお言葉。
ありがてえです。
この言葉から見るに、握りよりも巻き寿司の方が自信あるのだろうか、穿ちすぎ?
お寿司はぬくいんを頼むから、
あとは組み立てとしてはオカズ系?
揚げ物か、シンプルに刺身やタタキとするか、・・・・海鮮サラダという手もあるか!
迷って、でも決めた。
いつまでも日暮れと一緒に佇んでいるムシマルではなかった。
付き出しも食べた。
来るタマゴのぬっくいん。
おお、王族が座るくらいフカフカのたまご感。
つまりは君臨すべき玉座を、これからいただく。
(久しぶりすぎて、味はすでに忘れてしまっている)
ぱく。
ツナのたまごぬくいんから行った。
タマゴが甘い。
甘さの国の王子様かなんかかと思った。
これ単体で食べたらオヤツなのかも・・・・ツナがネギ薬味がオヤツ界から寿司界に肩でつかんで引き戻す。
甘さが五線譜でツナが音符みたい。
あれ・・・おにぎり(コンビニのやつ)1個分くらいのボリューム感を感じる。
甘味が満腹感にも一枚噛んでるんでしょうが、これはお腹張る。
3個だとお茶碗1杯半くらい?な米量もありそう。
(では2個目はちょっと趣向を変えて・・・・・)
ホタテ天のホタテ部分だけをいただく。
これは小粒でむぎぎと旨い。
ホタテ天だけ頼めないかな。
欲深いムシマルは、夢想する。
丼にこれと海苔でもう俵が要るくらい飯が食えそう。
うっまみエキスが異世界転生者くらいチートに盛られている。
で、ご飯だけ食べてみたら。
卵かけご飯の体を取ったスイーツ的な甘さ。
あれ、玉子焼きの出汁が沁みてなのか、甘さがエクストラステージに来ていてこれ、これだけで闘えるぞ。
世界に放たれた非武装非服従のヒグマみたいに凶悪な、消費力。
そして、どーーん。
お好み焼!
みたいに見えるイカ天。
正確には、「イカのお好み揚げ」
な、何を言ってるかわからねーと思うが
イカ天にキャベツや青のりのお好み焼きっぽいものをのせてソースもマヨネーズもかけて限りなくお好み焼きに雰囲気を近づけた寿司屋メニュー。
破天荒だ・・・。ちなみにハーフサイズにしていただいてこの量。
普通量ならこれと付き出しでごちそうさんになるのでは?
では、キャベツとソース紅しょうがをつかみ取って実食。
脳がお好み焼きを錯覚しまくる。
ソース味がやっぱり強い。
ビールと合わせやすい味。
お店公式ページに小腹を満たせるからいいですよってだけある。
・・・・ハーフでよかった。
レギュラーサイズだったら本当に寿司屋のお好み焼き風で満腹になるところだった。
カツ節に覆われていますが、イカ揚げを見つける。
広島で見かけるお好み焼のイカ天とは違いますね!
あっちは駄菓子感があるというか、風味と歯ごたえがお好み焼きに付与されるアタックへのバフ系トッピングなのに対し、こっちはイカ、柔らかい。
ガジガジというイメージのお好み焼きトッピングと、くにくにとした、歯が刃物になったかと錯覚する柔らかみの差よ。
そう、イカが柔らかい。
あれ、ムシマル過去にもここのこれ食べたような気がする。うろ覚え感がすごい。
お腹張りすぎちゃうから次回はこれを避けよう、美味しいけどね。
酒、干す。
酒、欲す。
次は『酔鯨』。
この酒はこれ以上キレイにならないくらい清ら。
きゅきゅっと胃に沁みていく。
明太タマゴのぬくいんを。
粒明太子のちょい塩辛さが、タマゴの甘さを引き立たせる。
逆もまた真なり。対偶。
これ単体で完結しつつ輪廻のようにぐるぐるして溢れ出す旨みのオーバーフローを酒できゅぱきゅぱと終止符的なものを打つ。
そんな夢想。
・・・・・今、サウナでいう整った状態に達した。
あと少し、頼んで終りとしよう。
左が本日のおすすめ、右がレギュラーメニューという感じらしい。
ムシマルは、基本おススメにそんなに逆らわない派。
3つ4つ頼むとして、うち1つ2つはおススメにしよう。
清水サバ(おすすめ)、マグロ、イカで。
美しい色。
今気づいたけれど、イカとマグロは紅白でなかなかビジュアライズされている。
ムシマルがプロデューサーなら、この二つをセットというかデュオとして売り出す。
清水サバあれですね、ショウガのアクセントがいい。
イカから一口。
うん、
イカ揚げが柔らかだったので寿司でもイカ頼んでみたのですが、良い。
素材なのか、繊維をほぐすような切り方や処理をしているのかわかりませんが、ムシマルが好きなとろけるイカ。
笑顔のように、ほころぶ。
ここのイカは半ダース美味しくいただける。
マグロ。
うん、ムシマル評価は「秀」。
突出まではいかないですが素直で隔たりがない美味しさ。
最後の一貫。
ムシマルにとっての久しぶり店のピリオド。
現出した句読点といってもいい存在の清水サバ。
生姜のおかげで、甘じょっぱい。
で、張りがある、
寄せては返す、ではない寄せたら詰めろ逃れろの詰めろから必至まで持っていくような応力。
最後の甘さに満足感があって、だからきれいに電話を終えられた時みたいな満足感をもってしてお会計へと向かわせる。
お会計3,200円ほど。
寿司屋でお腹いっぱいになって3,000円。
お好み焼風とぬくいんの効果がすごい。
再訪したら海鮮丼や海鮮サラダもいただきたいのですが、またぬくいんを頼む可能性が6割をぴょーいと超える。
さて帰ろう。
笹井宏之
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