牛だ。うし。
牛がいる。
エピソード0(引っ越し前の物件下見)時、その夜。
とみや
広島県広島市中区袋町2-6ユブタビル1階
17:30-23:00 (料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 22:30)
店頭には牛だけど、建物はユブタ🐷なんですね!
ここは職場の先輩というか後輩みたいな方に広島県おススメ情報をいただいて、
ここがいいぞという情報なのだ。
お肉大好きな方なのだ。
その方おススメの鉄板焼き屋さんということで
期待。
お肉屋さんなのですね!と思わせる店頭。というか牛。
期待+1(トルネコの不思議のダンジョンみたいな表示方式)。
ウィークエンド(金曜日)ということもあって、
19時前時点でお客さんがいっぱい。
テーブルはそこそこの埋まり具合。
カウンターは空いていて、そこに着席。
見るとおとなりの席のオジサンは19時前時点で鉄板皿とワイングラスを空けてらっしゃる。
(いいなー)
若い人多めな雰囲気もあるが、オジサンもここでご飯食べている。
「お飲み物は何になさいますか?」
「生ビールでー」
メニューを見る。
「鉄板焼き」って高知県にいたときはほぼほぼ行ったことなかったかもしれない。
お好み焼き屋さんがある店で鉄板焼きもやっている、みたいなところに行ったことがあるくらいでしょうかー。
高知も「鉄板焼林」とか、新阪急ホテルの内にある店とか、それなりにあるはずなんですが。
メニューを、閲覧。
選択肢だ。
(ひろしまぎゅう? 特選牛?)
どっちもいいですね。というかどっちがよいものかよくわからん。
『特選』って、習字やら絵画の作品コンクールなんかでウルトラ上位に良かったような気がする。
「特選牛ロースステーキを」注文成立。2,780円。
ひゅう。なかなか物件下見とかそういう勢いでないといいお肉いけない。よい機会だ。またとないかもしれない。
一品だけじゃなくて、なんか頼もう。
いろいろやろうぜ。
(サラダ、サラダ必須ですな)
べジファースト!
※去年覚えた言葉です。
うーん、『ポテトサラダ』好きだな。
居酒屋さんではポテサラ率の高いムシマルですが、今日は違う気分。
いかがいたしましょうか。
『砂ずりサラダ』¥750で。
あと『きのこソテー』¥700。
よし、注文終了。
ビールとお通しをいただく。
お通しはなんと、牛スジ煮込みだ。
ムシマル心をつかむ(牛すじ注文率も高いムシマルなので、単純にうれしい)。
お味はあっさりめ。
でもニギンギンと食感が良く、お酒あて観点からでもポジティブな評価。
こうしている今も、後にムシマルを驚かせるものが鉄板でいたまっている準備されているとも知らずに。
そして、来る。
もはや海賊船のようなフォルム。
それもお宝をたくさん積み込んだような稼ぎ終わりの海賊船。
きのこソテーなんだ!
きのこソテーなんだ、これ。
なんだか思っていた料理はもっとこじんまりというか舞茸エリンギ炒めくらいの、キノコ独り舞台という感じでした。
いやもうキノコもあるけどそれ以外ももっとある。
ざっと見て、キャベツにズッキーニ、特にズッキーニは意外な存在感。
キノコはシイタケしめじ舞茸だったでしょうか。逆にキノコのことうろ覚え。
ガーリックチップが大判小判のようにあふれる感じでありました。
がじ。
(おいしい。でもこれ、お腹張っちゃう?)
ヒリヒリとした熱量が全くひかないまま、鉄板から口元にズッキーニを持っていく。
ああズッキーニだ。
こんなにズッキーニとまっすぐに向かい合ったのは初めてかもしれない。
野趣味を帯びたズッキーニの豊富に持つ水気もアツアツのはふはふで。
(冬にこんなに合うものを食べてどうしよう)
夏より秋より春よりも、冬食べることが一番いい感じの食べ物ではないか?
最初手にピークを迎えてしまったら次をどうしよう?みたいなためらいが生まれている、逆に。
キノコ。
キノコ好きのムシマルを燃え上がらせるのです。
くにくにとした食感のキノコ、それがガーリックではかばかしく華々しくなって、満ちます。何かが。
(お肉が3切れくらいあれば十分に主食で主菜)
この辺りで、牛スジ煮込みの頑張りもあって、ビール飲み干す。
次はワインにしよう。
ムシマルは別にワイン得意じゃないんですが、
こういう時はワインかなって先入観がある。
得意になりたい。
ほほう、チリワインかね。
ふんふん、かべるねそーヴぃによんね。
それを。
ワインが来た。ほかのものも来た。
つまり、ステーキが。
(ちょっと一人分にしては多いかも)
今頃気づくムシマル。
状況判断力C+なのだ。
砂ずりサラダ、初めて食べるな。
高知県にはないのではないか(適当)。
しかし、美しい。
では、ファーストサラダ(ファーストじゃない)。
ぱくり。
レタスに水菜ほかいろいろ。
そこに脂の乗った砂ずりがてかてかとデコる。
じゅるじゅりと楽しめる。
砂ずり、やわらかめだったような気がする。
歯応えがぎんぎんのやつも好きだけど、
このもゆる感じもいいですな。
あ、カボチャ!
この温かいカボチャが量は少ないけれどいい仕事しているの。
そしてお待たせしました。
記事タイトル的に考えると、ここまでのことはすべて前段。
あるいは省略可能な部分。
ステーキに!!!!!
用意された調味料は塩と山葵。
ガーリックチップもこちらにもたっぷり。
もはや香りは足すも引くも自在、自己責任。
10ピースほどにカットされたステーキ肉からこぼれるピンク色の地肌。
興奮する。
ムシマルはいただく。肉を。
自分自身が肉である存在が肉をいただく、それは確かに同病相憐れむ感じであった。
ごぶりん。
あ、表面ザラザラ。
そしてなかぎちっぎち。
うわー、ぎっしり詰まっている、みたいな表現が合う。
こんな、この食べているムシマルの方がむしろ減っていくような力強さ暴れん坊さ。
肉で色彩感覚が磨かれるくらい映える。
のっぺりとした茶色一色では全然ない。
ステーキはシンプルで野性的で、もはや旨味の暴力! ドメスティックバイオレンスでした。
これを、こんな支配されるような感覚を、ステーキ食べるっていうのか。
特選肉食べるっていうのか!
お腹いっぱいになってきました。
付け合わせのズッキーニや玉ねぎ。
ズッキーニにこんなに向き合うことは初めてかもしれない。
いや、二回目かもしれない。20分ぶり二回目。
熱したズッキーニの風味は良いし、
よーく炒めて甘く香る玉ねぎは非常に上等に、とても良いものです。
ガーリックライスやら麺やらといったメニューもあったんですが、それをすると確実にここで終わってしまう。
一軒で終わらせてしまう勿体なさに、ムシマルはお会計をした。
お会計は6,000円くらい。
満足したなー、焼きタンだっけか?なんかいろいろほかに頼みたかったものもあるんですが今回はここまで。
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