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真空管アンプ Raccoltaにチャンネルデバイダーを追加発売 vol.11

2019-05-07 | ラコルタ Raccolta
『真空管アンプ Raccoltaにチャンネルデバイダーを追加発売 vol.10』の続きです。

お勧めのマルチアンプの方法としてフルレンジスピーカーに

サブウーハーとスーパーツィーターを付加する方法があります。

フルレンジスピーカーには前回計算したようなネットワークは必要なく

その素直な音質に愛用されている方も多いと思います。

フルレンジ愛好者の中には『低域はそんなに出なくてもOk。高域は出るとうるさいだけ。』

というようなことおっしゃる方があります。

周波数特性のバランスが整っているというのは

現代のオーディオ再生においては最も重要視されるべき要素。

周波数のバランスが大して重要でないなら

レコードのRIAAカーブは適当でOKということになります。

フルレンジの音色がお気に入りであっても最低限の周波数特性は整えなければなりません。

また、同様のことはアンティークのスピーカーを愛用されている方にも当てはまります。

これらのスピーカーのお気に入りの音色を損なわずに

周波数バランスだけを整える方法としてマルチアンプは有効です。



図のようにフルレンジのスピーカーユニットを従来通り接続した上に

100Hz以下のサブウーハー、10KHz以上のスーパーツィーターをかぶせるます。

この場合、サブウーハーやスーパーツィーターからは音楽の主要な部分はほとんど再生されず

効果音や残響音、倍音成分、空気感といった音色とあまり関係ない音が再生されます。

その結果、フルレンジ従来の音色にパワフルな低域と良く伸びた高域がプラスされ

現代的な音源もストレスなく聴くことができるようになります。

アンティークなスピーカーをお持ちの場合はフルレンジスピーカーをおきかえると同様の効果が期待できます。

また、フルレンジスピーカーやアンティークなスピーカーは能率が高いことが多く

一般的なサブウーハーでは音圧が足りなくなることが多いのですが

マルチアンプ方式では音量調整の自由度が高いので問題になりません。

JBL LE8TとかP610だけでなく、ギターアンプ用のユニットにも面白そうなものがたくさんあります。

ぜひチャレンジしてみてください!

次回に続きます。



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