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真空管アンプ Raccoltaにチャンネルデバイダーを追加発売 vol.20

2019-05-19 | ラコルタ Raccolta
『真空管アンプ Raccoltaにチャンネルデバイダーを追加発売 vol.19』の続きです。

Raccoltaシリーズにフォノアンプとチャンネルデバイダーが発売されました。

今日はチェンネルデバイダーの『調整方法の応用編』です。

前回の調整編が完了し、音楽が問題なく再生されている2WAYマルチアンプシステムにおいて

マルチアンプシステムの特徴を生かした更なる高音質化の方法を考えてみます。

次に(3)位相 ですが、

フィルター回路に信号を入力すると位相がずれてしまいます。

-12dB/octでは180度ずれますので、

ツィーター側を逆相にすれば0度に戻り問題ないのですが

-6dB/octでは90度ずれることになり

ツィーターを正相でつなぐか、逆相でつなぐかは悩ましいとことです。

実際に繋ぎ変えて聴いてみると、

どちらかはクロスオーバー周波数付近の音が大きく聴こえて

その逆だと小さくなります。

大きくなる方にすればよいのですが、

なぜ、このようなことが起きるのでしょう?

音響の教科書には交流回路の位相特性について書かれいますが

これを信じるならばどちらにつないでも90度ずれるので同じはずです。

これはフィルター回路にの位相だけでではなく

スピーカーユニットの位相が考慮されていないからです。

スピーカーユニットの振幅できちんとした正相で動作するのは最低再生周波数近辺だけで

周波数があがってくるとスピーカーユニットは分割振動を始めますので

どのような位相特性になっているかを計測することはかなり難しいことです。

この分割振動もエージングの進み具合により変化するといわれており

スーパーツィーターを買った当初は正相で接続していたが

何年かして聞き直してみたら逆相が良くなったというのはよくあるお話です。

そのため、位相の問題に関しては理論的なことよりも耳で聴いて確認するのが最も確かな方法です。

・・・次回に続きます。



チャンネルデバイダー/バイアンプコントローラー Raccolta-control



クロスオーバー周波数 18Hz~22KHz(別売ユニットで設定)

外形寸法  W390mm × H68mm × D94mm

標準価格 ¥59,800(税別)

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