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モノラルパワーアンプ mono64 vol.2

2019-05-29 | 60シリーズ
『モノラルパワーアンプ mono64 vol.1』の続きです。

ムジカ直営ヤフー店が『プロフェッショナル出店』に変わり

従来のカード払いに加えて、コンビニ払いや銀行振り込みでもご利用していただけるようになりました。

プロフェッショナル出店開店記念として

アウトレット品の割引セールを開催していますが、

今日はその中のモノラルパワーアンプ mono64 をご紹介します。



モノラルアンプの最大のメリットはループ電流が流れないということです。

ループ電流というのはピンケーブルの外装に流れるノイズです。

ピンケーブルでプリメインアンプとステレオパワーアンプを接続するときは図のように接続しますが



プリアンプの中ではLchとRchの外装はつながっていますし、

ステレオパワーアンプの中でも同様です。

この場合、

プリアンプ > Lchピンケーブル > パワーアンプ > Rchピンケーブル > プリアンプ

という回路が形成されてしまいます。



もし、1mのピンケーブルを使用していた場合、

この回路の共振周波数は300MHzになります。

近くに300MHzのノイズ源があった場合、このループ回路にノイズが重畳し易くなります。

300MHzのノイズ源というとパソコンやスマホがそうですし、マイコン搭載のエアコンですらノイズ源になってしまいます。

ところで、

昔、放送局が近くにある都会では、テレビの上にループアンテナというチョウチョのようなアンテナを載せていた時代が

あったのをご存じでしょうか?

送信所から10キロメートル程度のエリアでしたら十分テレビが映りました。

このループアンテナはループ状のアルミパイプを放送局の周波数に共振させ

電波を受信する仕組みです。

ピンケーブルも同様の形状です。

10キロ離れた電波を受信できるのですから

家の中にあるパソコンからのノイズも十分受信してしまいます。

受信するだけでしたら、たいした問題ではないのですが、

問題はそのノイズの通り道と音楽信号が同じケーブルに流れているという点です。

モノラルアンプの場合には

パワーアンプが左右に独立していますので



ループになることはありません。

実はこのあたりが、モノラルアンプが高音質と言われている秘密なのです。

次回に続きます。




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