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在宅療養生活で見たこと、思ったこと、を伝えます。

日記 6

2015年12月25日 | 日記
先日所用で親戚の家に行きました。色々な話をしているうちに、実は最近流行りの「還付金詐欺」、それも「医療還付金詐欺」に遭ったと言うではありませんか。


その方はとても慎重な方で、普段から何かにつけてあったことをメモにしたり、記録を残しているのです。


それがいとも簡単にやられてしまったというんですから驚きました。


そもそものきっかけを聞いてみると、家族内に偶々今年になって入院したり通院したりした人がいたので、その件での話かと思い勘違いしてしまったのだそうです。


それが詐欺集団の狙いのつけどころ。つまり高齢者であるなら医療機関に係ることは比較的日常茶飯事なので、「医療還付金」と云う言葉に然程抵抗はないらしい。


最初は固定電話から始まるのです。そして携帯電話を持っているか否かを確認され、持っていると次の段階に進むのです。持っていないと諦めるか別の方法があるみたい。


その親戚の方は携帯を持っていたので、詐欺集団からの連絡手段として携帯電話の番号を聞かれたので教えてからは携帯に切り替えられました。


こうなるとまさに詐欺集団の思う壺


店を構えた(支店のような)所のATMではなくて、ショッピグセンターの駐車場の片隅にあるような、敢えて金融機関の職員の目につかない場所のATMを指定して、そこで携帯で話しながら指図をし現金を引き出させたのです。


そして詐欺集団の指定した某都市銀行に振り込もうとしたところ、親戚の人曰くATMに「それは詐欺」ですと表示されたか音声が出たかでビックリしたみたい。

つまり、出張所みたいな職員のいないATMでも防犯モニターカメラで、職員のいる本・支店が該当しそうな取引をモニターカメラと支店の機械で監視していて、該当するATMを弄れるのかも。

間髪入れず、ATMからの表示か音声があり操作を途中で止め、その後職員が迎えに来たのか、あるいは自分でその場から職員のいる金融機関に行ったらしいです。


そこで事情を話したところ金融機関側から「これは『詐欺』です」と言われ、今回は本人から引き出しはされたものの、金融機関の職員の機転により振り込み取り引きは一時停止されました。


そして「詐欺」側の指定した某都市銀行の口座に振り込む直前だったので本人了解のもと金融機関側が警察を呼んで事情を話し未遂事件として処理したそうです。


払い出したお金は引き出した金融機関の内部にまだ保留されていたのと、送金取引としては成立してなかったので後日該当する本人の口座に全額戻されたと言っていました。



私が何で固定電話の番号を掴まれたのか聞いてにみたら、本人は今は購入していない健康食品の会社から個人情報を売られたのではないかと考えているそうです。


住所・氏名・年齢・固定の電話番号・家族の健康状態は把握されてますね。断定はできないけど怪しい。


そこで私が普段受信している行政の防災・防犯メールを読み上げてみました。


『本日‥‥のご家庭に、市役所職員をかたる者から「国民保険の医療費の還付金があります。手続きのため銀行からあなたの家に電話が入ります。」との電話の後、銀行員を名乗る者から「ATMの操作で手続きできます。ATMに女性職員を向かわせます。」等の電話がかかっってきました。

このような電話は還付金詐欺です。ATMで還付金等を受け取ることはできません。

このような電話があったときは、一人で判断せずに、必ず家族や警察に相談して、被害にあわないように十分注意してください。

※ 〇〇警察署 』


「なーんだ、そっくりだよ」って言うんです。「女性職員」の代わりが携帯電話というだけの違いです。


他人事(ひとごと)ではないと感じた日でした。

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