日曜日に休みなど珍しい息子が、私の風邪気味なのも気遣ってか、夏海を連れて海に行ってくると言う。
サーフィンが趣味で海が好きで、独身の頃は良く出かけたらしいが、夏海に海を見せるのは初めてのことだと思う。
3月11日のあの日以来、海は大きく広く、豊かで心を癒してくれるとだけは思えなくなっている。まだこの時期に老婆心が先にたち、「大丈夫なの、やめたほうがいいよ」と言ってしまう。
けれど、夏海に海を見せたいと出かけていった。帰るまで心配するバーバなのです。
撮ってきた孫の表情をみればご覧の通りだ。
こんな穏やかな海が荒れ狂うなんて、誰が想像しただろうか・・・
あどけない子供たちにも牙をむいたなんて・・・複雑な気持ちで船の上でご満悦の孫の画像に見入った。
あの日以来、風でカーテンが揺れても、「ディディン」と言うようになった孫です。
1歳10ヶ月になりました。