思いがけず小春日和に恵まれた晩秋の一日、デジカメ撮影会があり
高尾駅から中央線小淵沢行きで1時間10分、「塩山」で降りて、タクシーに
分乗して、恵林寺迄行った。
前日まで天気予報は雨で中止かと思っていただけに、思わぬおてんとう様の
ご褒美に一同感謝。よほどみんなの日頃の心がけが良いようだ。
先ず、「岩波農園」ころ柿のすだれを撮影。
山のように積まれた柿を一個一個皮むき作業。手間がかかる。
横の作業場でも手分けして、皮むき作業に忙しい。
皮むきも大変な作業なのに、こんなにたくさんの柿を吊るすのは、どんなに
大変か想像に余りある。今年は暖かく雨が多くて困ったと、農家の方々が嘆いていた。
苦労が台無しにならないように、いいころ柿ができますように・・・
完熟の百匁柿(ひゃくめがき)を水道で洗って皮ごとかぶりついた。とろりとして甘~い。
恵林寺周辺「松里地区」の、あちらこちらの農家の軒先の吊るし柿を眺めたり
写真を撮ったり、穏やかな道をゆっくり歩きながら、紅葉の美しい晩秋の一日を堪能した。
ころ柿は漢字では「枯露柿」と書きます。
ころ柿の名前の由来は、柿を乾かす時まんべんなく陽が当たるように
ころころ位置を変える作業をすることによるといわれています。
武田信玄公の時代に奨励され、美濃国(岐阜県南部)から蜂屋柿を移植して
柿の増産を図ったとのことです。
甲州市塩山松里地区では気象条件が適していることなどから、甲州百匁柿(こうしゅうひゃくめがき)を
中心にころ柿作りが盛んで、11月から12月にかけて民家の軒先に吊された「ころ柿のすだれ」は、
甲州を代表する風物詩です。
~ネットより~