木曜日。娘を迎えに行くと、
娘:「見て、これ~♪」
娘:(*´▽)ノo♪
と満面の笑みでみせてくれたのは
・・・
ピンクのゴムに、ピンクのバラの花や葉?
が付いているヘアゴム。
母:「どうしたん、これ。」
娘:「おちてたん。」
母:「どこで拾ったん?」
娘:「お砂場。」
娘:「ちゃんと、お水であらったんやで。」
・・・ちょっと誇らしげだ。
母:「保育園のお砂場?」
娘:「うん。」
・・・
母:「それ、誰かが落とさはったん違う?」
母:「落し物やで。先生に渡そう!」
娘:「いや!!」
娘:ヾ(`□´;)ノ゛
母:「でも、それきっとなくした人困ってるで。」
娘:「いやぁ~!!」
娘:。・゜・(´口`゜)゜・゜・。
すると一緒の部屋にいた1つ上のクラスの男児が、
園児:「どうしたん?」
園児:「あ、これ・・・きみちゃん(仮名)のや!」
と娘の持っていたゴムを取り上げる!!
母:「いや、それは勝手に取らんといて!」
娘:。・゜・(´口`゜)゜・゜・。
さらに泣く娘。
残っていた担任の先生2人が交代で
母と一緒に慰めるも全く効果なし。
母としては先生に迷惑をかけるのが一番心苦しい。
母:「なあ、後でお話しよう。先生に挨拶して。」
・・・などと言っても聞く耳持たず。
娘:「だっこぉ~、だっこ してよぉ~。」
娘:・。・゜゜・(≧◯≦)・゜゜・。・
ついには本題からどんどんそれていく始末。
何とか家に帰り、再びその話をする。
母:「もし、みいがゴム落として、」
母:「それをふうかちゃんが『わたしの!』」
母:「って言ったら困るやろ?」
母:「みいがゴム落として、ふうかちゃんが拾ったら誰の?」
娘:「みいの。」
じゃあ、
母:「ふうかちゃんがゴムを落として、みいが拾ったら?」
・・・
娘:
「みいの!」
母:(´ー`;)
母:「いや、それはふうかちゃんのやろ?」
母:「落としたものを拾って、勝手に自分のにしたら、」
母:「泥棒さんなんやで。」
母:「みい、この前トマトとられてショックやったやろ?」
・・・
母:「わかる?」
娘:「わからん!!」
娘:「あのごむ、ほしかったのに・・・。」
母:「そうやな、あのゴムと同じの見つけたらまた買おうな。」
娘:「みい、あれが ほしいの!!」
母:「みい、一杯ゴム持ってるやん。」
母:「あのゴムは今ないからまた捜そう、な?」
母:「もう遅くなったしお風呂入ろう?」
・・・
娘:「あの ごむが よかったのに・・・。」
母:「みいのそのゴムも可愛いやん。」
娘:「こんなごむ いらんっ!!」
娘:(゜`o´)ノ
・・・プチッ
母:「『そんなゴムいらん』って言うなら捨てなさい!!」
母:「いや、捨てたら勿体無いから、」
母:「もう誰かにあげるわ!!」
母:「もう、みいのゴム全部誰かにあげるわ!!」
母:「明日からくくらなくていい。」
母:(# ゜Д゜)
内心しまったと思いつつもこの暴走は
・・・もう止められない。
結局私が切れたことでなんだったか良くわからず
うやむやに終わってしまった。
でも
・・・
娘、本当はわかっていたんだと思う。
それを認めたくなかっただけで。
翌朝にはその話すらしなかった娘。
・・・思い出しませんように。
いや、覚えているんだろうがぶり返しませんように。