「 清少納言の歌の調べは祖父の節 」
プレバトの録画を見ました。
ボードゲームの「人生ゲーム」から連想する俳句を詠む。
お正月の俳句ですね。
祖父は学識豊かという人ではなかったですが、なぜかお正月となると百人一首を子どもたちとするのが恒例でした。
読み札の表記と音の違い、意味もわからない歌、それでもゲーム感覚で取っていくのが楽しかったです。
小学校4年生ごろだったか、清少納言の歌が好きになりました。
「夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも
よに逢坂の 関はゆるさじ」
私にとって百人一首で最初に好きになった歌はこの歌でした。
実家の夜の空を見ながら、どんな意味なんだろう、と思いを馳せてうっとりした記憶があります。
全く意味はわからなかったんです。
でも、この音の響きが大好きでした。
意味もわからないのにロマンを感じる時間って、今思えば本当に豊かな時間だったな、と。
それが歌というもの、詠むということですね。
そんな豊かな時間と記憶、百人一首との出会いは祖父からでした。
折々に祖父が向けてくれた愛情が流れてきます。
あっ、いつか、子どもたちを集めて百人一首イベントやりたいですね。
コロナがあると、難しいかな。
受けた恩を次に送る、「恩送り」していきたいです。
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