子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

「2024年版 夏井いつきの365日季語手帖」投稿 蚕

2024年09月20日 | みじかうた
「 飛ぶことは許されぬのに蚕羽化 」

とぶことはゆるされぬのにかいこうか

息子が小3で育て、うちに持ち帰って羽化するのを待った蚕。

太い胴の蛾、という姿は苦手💦

でも、繭を作り、時を経て、ようやく羽を広げたときには愛おしさを感じた。

飛んでほしい!

そう思ったけど、生態系への影響などで、飛ばないようになっているという。

人間が糸を取るためだけに育てるいのち。
切なくなった。

俳句として見るなら、
「ゆるされぬのに」というのが説明的でよろしくないのかな。

「飛ぶことを許されぬ身よ」とした方が、蚕だけにとどまらず、我が身に置きかえて考えたりと、想像の余地を広がるのかもしれない。

昆虫など、小さないのちに向き合うとき、生まれくるいのち、生まれきてすぐ消えるいのち、生まれてこないいのち、生まれることが氷山の一角なのだと知る。













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