「 秋の野や郷愁色の九谷焼 」
生まれ故郷に九谷焼という伝統工芸があります。
殊に、古九谷は深い渋い色のようです。
中学校か高校で、石川県立美術館見学の機会がありました。
いろいろな伝統工芸品が展示されていました。
古九谷の深い色使いに、わかりやすい美しさを発見したわけではありませんでしたが、普段は見ないような色に見入っていた記憶があります。
その深い色が、心の中にある秋の色と重なっています。
見学に行ったのも、芸術の秋だったと思います。
心の中にある秋の野は、故郷の九谷焼の印象となっています。
どれも指し示すことのできない、私の心の中だけの色なのです。
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