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「 まっすぐな祖父の背ストーブ筆始 」
じいちゃんはお習字が趣味の一つだった。
お正月でも早くから一人で初詣に出かけたり、書き初めをしたりしていた。
黙々と書いていた。
そのたたずまいに無意識に背筋が伸びるということを教えてくれていた。
私も筆で字を書くのが好きになった。
それはたまたまかもしれないけど、じいちゃんが何か真摯に向き合う空気のようなものを教えてくれたと思う。
私は、息子が生まれたとき、息子が元服する中三ぐらいまでに子育ての大事なことは終わらせたいという目標をもってやってきた。
あと半年ほどで卒業。
なんとかこの年のうちに大事なことは入れ込んでしまおうと、本人にもそのことを宣言して伝えている。
でも、本当は、細かいことを具体的に教えるよりも、ただ、親がどんなことに向き合っていたか、背中だけで物語るのが一番説得力あるんですよね。
つい、欲が出て…。
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