たしか、5年前の桃祭のくじ引きで当ててもらってきた桃の苗木。
まだまだちびっこですが、今年も花を咲かせました。
今のスポーツクラブの仕事を始めて5か月。
お客さまのお名前をだんだんと覚え、次は季節の挨拶から一歩踏み込んでご家族のことをちらと聞いたり、運動を始めたきっかけや取り組んでいることなどを聞く段階になりました。
スタッフの中では私がマネージャーに次いで年上なのですが、それでもお客さまの年齢層は高めなので、人生の先輩ばかり。
「おはよ!」と気さくに声をかけてくださったり、明るい笑顔でご挨拶くださったりすると、やさしく包容力のあるお人柄にこころ和むことしばしばです。
この仕事を始める前は、スポーツクラブというと、筋肉ムキムキをサポート、みたいなイメージがあったのですが、プロのアスリートを支える専門的なクラブという要素は割と薄く、やはり一般の方々の健康維持や体力回復のサポートという要素が大きいようです。
「今日はどんな運動をなさったんですか?」
「私は足が悪いのでリハビリしているんです。」
「プールの他にもジムでも運動なさってたんですか。」
「私は今まで好き勝手してきたから、これからは家族に迷惑かけないように
しようと思ってね。
自分の身体は自分で管理できるように、医者に言われたとおり、
これから10キロ落とそうと一大決心したんです。」
そうか・・・。
運動と言っても、例えば試合に勝つ、マラソンに出る、など、何か目標、目的に向かってがんばるということは、とても積極的で楽しいことだと思います。
でも、減量しなきゃ、とか、リハビリしなきゃ、とか、これは元々したくてするものではないから、本当にその取り組みに頭が下がり、応援したくなります。
ダイエットでも、日々のちょっとした努力でも、目に見えてやせたり効果がでたりしなくても、人間、がんばってることを誰かに認めてもらいたいものじゃないかと思います。
私のこの仕事は、心に深~く立ち入ることではないけれど、ちらと垣間見るお客さまひとりひとりの思いに、ひとりの人生の重み、ドラマを感じます。
外から見ていると、ただマシーンで走ったり歩いたりしている方。
でも、その内側には、それぞれ違った色があるんですね。
いろんな年代の方に数多くお会いする仕事をしていると、元々の顔立ちは人の美しさにはあまり関係ないと思えます。
特に年を取れば取るほど。
やっぱり、笑顔がいい人ほど、人間として本当に美しい。
苦手なお客さまを作ってはいけないと言われます。
それでも、誰しも苦手な人というのはいるもの。
そんな方をいかにして笑顔にさせるか?
これをいつも課題にしています。
クレームを言ってくる方ほど、実はさびしがり屋で情に厚かったり、自己顕示欲が強い方ほど、意外とおちゃめだったり、クールにツンとしているように見える方が実は気さくだったり・・・。
表情の硬い方を笑顔にした瞬間、
「(やったー!私の勝ち!)」って、にらめっこじゃないんですけど、そう思っています
運動で身体をほぐし、会話でこころもほぐして、ちょっぴりでもいい時間が持てたと思っていただけるなら、これは本当に喜びです
まだまだ発展途上、いや、いつまでも努力目標は尽きない仕事ですが、こんな仕事ができて感謝です。
フロントでお客さまが笑顔になると、こころの中で
「あ、今、花が咲いた!」とホントに思ってます(年甲斐もなくメルヘンチックですか)
太陽より月、快晴の桜より花曇りが好きなタイプの私ですが、あえて一皮一皮むけて大きな人間になれるようにと、毎朝通勤電車から見える富士山に向かって願いがら仕事に臨むのでした
ドカーンと迫力で迫るタイプではない私も、願えばいつか、少しづつ大きくなれるのではないかと、ばかばかしいようですが、そう念じているのでした
今日はいっちゃんの誕生日。
お祝いしてウイスキー飲んだら眠くなっちゃってちょっと横になり、起きたらなんだかすぐに寝たくない心境でパソコンに向かってしまいました。
ちょうどいっちゃんを産んだ時刻だからでしょうか?
(単にお風呂で目が覚めただけ?)
前から書きたかったことを書きました。
日々感動の毎日です。
仕事でも笑顔の努力、夫にもいっちゃんにも怒った顔してることありますが、なるべく笑顔でがんばろう
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