実家に来ると、何か詩情を感じるときがある。
家の古さかな、長年過ごした思い出からかな、もう実家を出てから倍ぐらいの月日が経ってるし… でも、この感覚は風に感じるんだと思う。ちょっとキザだけどね!
今のマンションとはちがって戸建ての家は風の音を近くに感じる。今も虫の音が聞こえている。日差しの明るさや暗さもよくわかる。夏は夏色。冬は冬色。
無味無臭という言葉があるけれど、実家にいると、空気はにおい、色、温度、音…いろんな要素がまざり合っている。
その風は家の中だけではなくて、外の景色から風物詩を運んでくる。今は実る稲穂のつややかな空気、蝉のエネルギー、少年の汗…
いっちゃんを涼しい座敷に寝かしたら、外からの風がカーテンをゆらした。じいちゃんがそっと風に乗ってやってきて、ひ孫の頭をなでているような気がした。
最新の画像[もっと見る]
-
俳句 梅 2週間前
-
俳句 梅 2週間前
-
ねこの日 うちのねこマロン🌰 2週間前
-
短歌 老いた師と箏を弾く 1ヶ月前
-
「みぞれまじりの街で」♪ (「小さな木の実」へのオマージュ曲) 2ヶ月前
-
ミュージックフェスティバル応募曲「小さな木の実」箏弾き語り♪ 2ヶ月前
-
「2024年版 夏井いつきの365日季語手帖」掲載決定‼️ 2ヶ月前
-
2024年よ さようなら 2ヶ月前
-
「2024年版 夏井いつきの365日季語手帖」投稿 十二月シリーズ 2ヶ月前
-
「2024年版 夏井いつきの365日季語手帖」投稿 十二月シリーズ 2ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます