子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

箏曲独奏「うさぎ」と俳句

2021年09月06日 | みじかうた
「 その生も死もかき抱き弾く『うさぎ』 」

藤井凡大・作曲の「日本の小箱」という筝合奏曲を中学生のころから演奏会ごとに弾いていた。

ソロパートがすてきで憧れて、よく自分でも弾いていた。
それ以来、ずっと弾き続けている。

ここ数年はお箏よりも歌の方が好きで、自分で曲を作って弾いてきた。

本来のお箏は十三弦だが、曲を作ったり、歌の伴奏で弾いたりするには、十七弦の小さいお箏を使っている。
お箏は伴奏程度にしか弾いていなかった。

しかし、このごろ、本格的に十三弦のお箏が弾きたくなってきた。

「う〜さぎ うさぎ なにみて はねる」の「うさぎ」を変奏曲にした小品。

昨日、本気で弾いたら、涙が込み上げてきた。

うさぎを飼っていた私は、うさぎがうれしくて、体をひねってジャンプするのも知っている。

うさぎなのに、飛ぶこともできない状態も知っている。

うさぎのあらゆることを見てきた。

病気から介抱して元気になるのも見た。

うさぎもねこも、すべてのペットは私の胸の中で息絶えた。

弾いていて、うさぎの命の深淵をのぞいたような気持ちがした。

本当に曲に入り込むときは、お箏自体が川に見えてくる。
のぞいていると、桜吹雪が舞ったり、紅葉がさらさら流れてきたりする。

でも、それほどに集中できたことは少ない。

久しぶりの感覚は秋の到来に促されてなのだろうか。



(うさぎは冬の季語のようですが、歌の「うさぎ」は十五夜の曲なので、秋の俳句としてもよいかと…。)











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