「 いつの日からかじいちゃんの部屋に
おさない孫むすめ二人とじいちゃんばあちゃんの
白黒写真がかざってあった
晩年物忘れがはげしくなり荒れていたじいちゃんの
人生のキラキラした一コマだったんだ 」
じいちゃんとは、私のじいちゃん。孫娘の私たちと、その子どもであるひ孫たちが人生の楽しみだった。今日は一年前に亡くなったじいちゃんの命日。
じいちゃんは小学生のころから牛乳配達をして働き、七十七歳まで働いた。退職寸前の社内検診で胃がんが発覚。胃がんは治ったが、そこから歯車がおかしくなり、八十四歳で亡くなるまで、晩年は物忘れが激しく、家族にやつ当たりして荒れていた。でも、私にとっては深い愛情をかけてくれた、かけがえのない存在だった。
じいちゃんが亡くなり、しばらくして子どもを授かった。天国がどこにあるのかはわからない。でも、きっとじいちゃんの最後の願いを叶えるため、天国でウマの合う小さな魂を見つけて手を引いて来てくれたにちがいない。
お産に関しては不安はあったし、これからの子どもの将来も心配事はついてくるだろう。でも、この子はどこかでじいちゃんが守ってくれる気がしている。
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