去年のいまごろは実家でいっちゃんが生まれる日を待っていました。
そして、今日はじいちゃんの誕生日だからと、お仏壇に日本酒を買ってきてお供えしていました。
気がつけば、亡くなった人の誕生日を祝っている自分が不思議なような感じもしましたが、私にとってはごく自然な行いでした。
5月に亡くなる前の3月の誕生日にはたしか真っ青な目も覚めるようなサイネリアの植木鉢を贈ったのでした。
そのとき、お祝いしてくれたのは私だけだったとじいちゃんは喜んでくれたそうです。
物忘れや無気力な毎日によい刺激になればと思って贈った花でした。
私が小学生のころはよくばあちゃんが学校に花を持って行きなさい、と花壇の花や木の枝の花を持たせてくれました。
当番みたいなものでもないし、ばあちゃんの粋な計らいでしょう。
私はそういうものだと思って言われるままに持っていきましたが、なかなか素敵な気遣いだと思います。
じいちゃんもそんな私のように、よく会社の自分の机の上に飾る花を持って行っていました。花が好きでした。
晩年、飲んではいけなくてつらがっていた日本酒といっしょに咲いたばかりのピンクの椿をじいちゃんの書の前にお供えしようと思います。
・・・忘れないように・・・じいちゃんの誕生日は1921年3月6日、酉年です。
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学校に花を持たせたおばあさまも、職場に花を持参されたおじいさまも、本当にすてき。
だから3うさ母さんのような方が生まれるんだなと思いました。
自然をいつくしむ心、息子さんにもきっと受け継がれていくことでしょう。
でも、アルコール分はすっかり抜けてたりして。
お花も見て、自分の書も満足げに見て、ひ孫の寝顔も見ていってくれたことと思います